滋賀県長浜市の「土倉鉱山跡」がスタジオジブリの人気アニメ映画「天空の城ラピュタ」に登場する廃虚に似ていると人気を集めていて、6月9日、三日月滋賀県知事が現場を視察した。
滋賀県長浜市木之本町金居原にある「土倉鉱山」の跡地には、かつて鉱石を選別していたコンクリート造りの建物がいまも残されているが、こけむし、草木が生い茂る廃虚のような状態になっている。
ここでは明治時代から銅の採掘が行われていたが、安い海外産に押され、昭和40年に閉山した。
9日、滋賀県の三日月知事が視察に訪れ、この鉱山跡を地域の活性化につなげようと、地元のガイドから話を聞いた。
知事は、当時、建物がどう使われていたのか作業工程の説明を受けた後、今はコスプレを楽しむアニメファンが訪れることなどの近況を聞き、興味深そうに見て回っていた。
三日月知事は「時代が変わり廃れてしまったが、ポストコロナの時代に憩い、安らげる場所として新たな価値を見いだせるよう、地元の人たちと活用策を考えていきたい」と話していた。
<NHK大津より>