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【滋賀・近江の先人第162回】松尾芭蕉の師匠・北村 季吟(野洲市)

 北村 季吟(きたむら きぎん、寛永元年12月11日(1625年1月19日) - 宝永2年6月15日(1705年8月4日))は、江戸時代前期の歌人、俳人、和学者。名は静厚、通称は久助・再昌院、別号は慮庵・呂庵・七松子・拾穂軒・湖月亭。近江国野洲郡北村(現在の滋賀県野洲市)出身。

 

ヒストリー
出身は近江国野洲郡北村(現在の滋賀県野洲市)。祖父の宗龍、父の宗円を継いで医学を修めた。

 初め俳人安原貞室に、次いで松永貞徳について俳諧を学び、『山之井』の刊行で貞門派俳諧の新鋭といわれた。
 飛鳥井雅章・清水谷実業に和歌、歌学を学んだことで、『土佐日記抄』、『伊勢物語拾穂抄』、『源氏物語湖月抄』などの注釈書をあらわし、
元禄2年(1689年)には歌学方として500石にて子息湖春と共に幕府に仕えた。以後、北村家が幕府歌学方を世襲した。
 俳諧は貞門派の域を出なかったが、『新続犬筑波集』、『続連珠』、『季吟十会集』の撰集、式目書「埋木(うもれぎ)」、句集「いなご」は特筆される。
山岡元隣、松尾芭蕉、山口素堂など優れた門人を輩出している。宝永2年(1705年)死去、享年82。

東京都台東区池之端の正慶寺に季吟の墓(東京都史跡)があり、墓石正面に「再昌院法印季吟先生」、墓石側面に「花も見つ 郭公(ほととぎす)をもまち出でつ この世 後の世おもふ事なき」と辞世の句が刻まれている。

末裔に、長野県の県歌『信濃の国』を作曲した北村季晴および元サッカー日本代表で数学者の北村春吉がいる。

主な著作
『源氏物語湖月抄』
『徒然草文段抄』
『枕草子春曙抄』
『伊勢物語拾穂抄』(延宝8年(1680年)刊行)
『八代集抄』
『菟芸泥赴』
『万葉拾穂抄』

主な門人
 柳沢吉保
 松尾芭蕉
 山岡元隣
 山口素堂
 田捨女

<Wikipediaより引用>
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