ロシアによるウクライナ侵略後、彦根市に避難し、母国の料理店を営むウクライナ人「イリーナ・ヤボルスカ」さんら家族が、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市で、被災者らに母国の伝統料理ボルシチを振る舞う準備を進めている。
キッチンカーで現地に向かい、2月5日(月)に珠洲市役所前で500食を無償提供する。
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↑写真:読売新聞より
イリーナさんは2022年3月、母親のギャリーナ・イバノバさんと共に、彦根市に住む娘の「カテリーナ・ヤボルスカ」さんとカテリーナさんの夫、菊地崇さんを頼って来日。
カテリーナさん夫婦とキッチンカーで母国料理の販売を始め、昨年5月に彦根市本町にウクライナ料理店「ザ ファイナ」をオープンした。
カテリーナさんは、能登半島地震で押しつぶされた多数の家や壊れた町の映像を目にし、「故郷が破壊された私たちには、被災者のストレスやショックをイメージできる。少しでも力になりたい」と支援を決意したという。
ウクライナ大使館を通じ、珠洲市で活動をしているNGOや珠洲市と調整し、2月5日(月)昼にキッチンカーでボルシチを提供することが決まった。イリーナさんらが料理を準備し、現地にはカテリーナさん夫婦が向かう。
2月3日、店でボルシチを作っていたイリーナさんは、「不安な気持ちを少しでも忘れて、おいしく食べてほしい」と話した。
「ザ ファイナ」では出発前の2月4日(日)11:00~12:00、現地に届けるインスタント食品やお菓子などの寄付を受け付ける。
<読売新聞より>