滋賀県愛荘町の東部で、東近江市との境目をつくっている「宇曽川渓谷」。
↑写真:中日新聞より(親水護岸)
清流が流れるこの「宇曽川」に沿って上流に向かい、車で入れる最終地点まで進んだところで、小さな滝が勢いよく流れ落ちる「親水護岸」にたどり着く。
<中日新聞より>
一帯が木々に囲まれているため厳しい日差しは和らぎ、水の流れる音が涼しげな雰囲気を醸し出す。8月上旬には、複数の親子連れが浮輪を持って訪れ、親水護岸や、流れが緩やかなすぐ下流の川で水遊びを楽しんでいた。
直ぐ傍には取水施設もある。「山比古湧水(やまびこゆうすい)」と呼ばれ、国の「平成の名水百選」にも選ばれている。
滋賀県愛荘町によると、お伊勢参りの旅人や、山仕事に携わる人たちに昔から親しまれてきた。ポリタンクに水を入れて持って帰る人は絶えないが、飲む際は煮沸する必要があるという。
親水護岸から上流に向かって30分ほど歩くと着く「観世菩薩(かんぜぼさつ)の滝」は、新緑や紅葉の時期に美しい景色をつくり出し、下流の宇曽川ダムの展望台では湖東平野を見渡すことができる。
愛荘町の担当者は「水遊びや景色を楽しんだ帰りに湖東三山に寄るなどして、地域の魅力を知って欲しい」と話している。