地域医療を支える看護職の人たちを確保しようと、滋賀県は、滋賀県内で看護系の学部や学科がある3つの大学に「地域枠」を設け、地元で働く意志のある学生たちを募集することになった。
↑写真:NHK大津より
看護職を目指す学生のための「地域枠」が設けられるのは以下の大学。
▼滋賀医科大学
▼滋賀県立大学
▼聖泉大学
定員は各大学10人以内で、来年の入学試験から募集を始める。
定員は各大学10人以内で、来年の入学試験から募集を始める。
「地域枠」で合格した学生には滋賀県から毎年度60万円、4年間の総額で240万円の奨学金が貸与され、卒業後6年間、滋賀県内で看護職員として働けば、返済は全額免除されるという。
また、在学中には、診療所でのインターンなど滋賀県内の地域医療について学ぶ機会も設けられるという。
国の推計によると、滋賀県内の看護職は、2年後の2025年には最大でおよそ2100人不足すると予想され、滋賀県医療政策課は「地域枠によって、地域医療のリーダーとなるような人材を養成し、優秀な人材の滋賀県内定着を進めたい」と話している。
<NHK大津より>