↑写真:滋賀報知新聞より
東近江市は4月1日、近江鉄道八日市駅前の14階建て複合ビル1階で「八日市駅前観光交流施設」を開業した。
整備が進む駅周辺の拠点として、観光客を迎え入れる窓口の役割を担う。
↑写真:滋賀報知新聞より
施設では、観光案内カウンターを設けて観光客に対応するほか、入り口には150インチの大型スクリーン、店内には75インチの大型タッチパネルを設置し、観光パンフレットも置いて東近江市内の魅力を発信する。布引焼や地酒、地元で製作された時計やカバンなどの特産品も取り扱う。
↑写真:滋賀報知新聞より
カフェスペースも併設。カウンターとテーブルで計約30席を設け、コーヒーや紅茶、食事、ケーキなどを提供する。
4月29、30の両日に東近江市内各地で開催される音楽イベント「びわこジャズ東近江」では、店をステージの1つに使用する。この他にもイベントを企画する予定。
施設の開業は、東近江市の中心市街地活性化の一環。駅前の市有地を活用するため、東近江市は2021年5月、八日市商工会議所や東レ建設(大阪市北区)と事業協定を締結。翌月にビルの建設が始まり、今年3月に完成した。
ビル1階を東近江市が、2、3階を八日市商工会議所が購入し、4~14階は計44戸の分譲マンションとなっている。
施設の運営業務は、東近江市内の協和通商に委託。東近江市は毎年、指定管理費として288万7千円、ビルの管理組合費として88万8千円を負担する。
4月1日の開所式で、小椋正清東近江市長は「観光客や市民、駅利用者が気軽に訪れるにぎわいの拠点として愛され、中心市街地の活性化に大きく寄与することを期待する」とあいさつ。
協和通商の甲斐慎一社長は取材に「ここで東近江市内の情報を発信し、東近江市内の各地域に行ってもらいたい」と話した。
八日市駅前観光交流施設(東近江市観光案内所)
東近江市八日市本町1番6号
営業時間: 10:00~17:00。月曜日と年末年始は休業。<中日新聞より>