アウトドアブームに伴って、びわ湖岸にある無料の公園でバーベキューを楽しむ人が増え、ゴミの放置などマナー違反も目立ってきているとして、滋賀県は4月からの大型連休の期間中、一部の公園の利用を有料化する社会実験を行うことを決めた。
↑写真:NHK大津より
びわ湖岸には滋賀県が管理する公園が63か所あり、このうち南部の草津市を中心に、26の公園では無料でバーベキューなどを楽しむことができる。
滋賀県によると、こうした公園の利用者はコロナ禍のアウトドアブームで急増していて、特に去年5月は、1か月の利用者がおよそ83万人とコロナ前の3倍以上に増えたという。
利用者の増加に伴って、公園ではバーベキューに使ったみられるゴミが放置されたり、トイレや水場を汚されたりするマナー違反も目立つようになり、維持管理費がかさんでいるという。
利用者の増加に伴って、公園ではバーベキューに使ったみられるゴミが放置されたり、トイレや水場を汚されたりするマナー違反も目立つようになり、維持管理費がかさんでいるという。
このため滋賀県は、利用者に費用を負担してもらうとともに、マナーの向上につなげようと、バーベキューの利用が多い草津市の「志那2」と呼ばれる公園1か所を対象に有料化の社会実験を行うことにした。
期間は、大型連休を含む4月28日からの10日間で、駐車場を事前予約制にして、1日30台限定とし、1台あたり2000円の支払いを求めるという。
滋賀県は、利用者にアンケートを行って利用状況などを検証し、将来的に公園を有料化するかどうか検討することにしている。
<NHK大津より>