近江鉄道は3月7日、経年劣化や部品調達の問題から昨年3月に引退した列車「821号」から切り出した部品を対象に、鉄道部品ネットオークションの入札受け付けを始めた。21日(火)23:00まで。
↑写真:中日新聞より
821号は元々、西武鉄道から譲り受けた401系を改造した車両で、前照灯や3つに仕切られた横長の前面窓が特徴。1997年から約25年間、近江鉄道の全線で走った。
オークションには、社紋と列車名を車体から切り出した板、運転台引きスイッチ、放送スイッチなど41点を出品。実際に使われていたため、一部は汚れや破損が見られたり、付属品がなかったりする。
↑写真:中日新聞より
近江鉄道のオークション特設サイトにある入札フォームから入札でき、締め切り時点で最高入札額の人が落札する。
落札者には22日にメールで通知する。受け付け期間中は10日、17日、20日の16:00ごろ、各時点での最高入札額を開示する。入札の回数制限はない。
近江鉄道はこれまで、イベントなどで車両部品の販売をしてきたが、ネットオークションでは初めて。広報担当者は「全国の鉄道ファンで、本当に欲しいという人の手に届いて欲しい」と話している。
<中日新聞より>