滋賀県が誇る近江牛の品質の高さを知ってもらおうと、近江牛を加工している工場を見学できるツアーが近江八幡市で始まることになった。

見学ツアーを始めるのは、近江牛の卸や小売りを手がける近江八幡市の「びわこフード」という会社で、3月17日、ツアーを行う食肉工場を関係者に披露した。
この工場では近江八幡市内の食肉センターから仕入れた近江牛の枝肉をロースやモモなど、16の部位に切り分ける作業を行っていて、見学ツアーでは職人たちが包丁などを使って手際よく加工していく様子を詳しい解説を聞きながら間近で見ることができる。
また、500gのブロック肉をステーキやすき焼き用などにカットする体験もでき、カットした肉はパック詰めにしてお土産に持ち帰ることができる。
びわこフードの喜多川誉浩さんは「衛生管理を徹底した工場で、近江牛が加工される様子を見る機会はなかなかないと思います。見学を通じて、和牛の品質の良さを感じ、近江牛に関わる仕事に関心を持ってもらえたらうれしいです」と話していた。
この見学ツアーは、3月21日から火曜と金曜の週2回、予約制で行われ、参加費は加工体験で使う500gの近江牛がついて1人4500円だという。
びわこフード
近江八幡市武佐町27−1
<NHK大津より>