滋賀県愛荘町長野の蔵元「藤居本家」が、一般に開放している国有形文化財「東蔵(ひがしぐら)清酒蔵」内の一角で、日本酒を中心にした飲食店「かくれ蔵 藤居」を始めた。
↑写真:中日新聞より
日本酒メニューとして、「藤居本家」が販売している13種と日本酒をベースにした梅酒やイチゴ酒のほか、店内限定の純米酒「かくれ蔵 藤居」、冬期限定のしぼりたて生原酒が味わえる。
料理は、
・夜(17:00〜)は一品料理を提供し、予約に応じて近江牛のすき焼き、しゃぶしゃぶも用意する。
・昼(12:00〜14:00)は完全予約制。
(*金曜・土曜は22時まで、予約は3日前まで)
料理長は京都の料亭で修業を積んだ長瀬翔伍さん。地元の食材を使い、一般的な和食の味付けにアレンジを加え「酒に合う料理」を用意する。
同店のみで提供する限定酒「かくれ蔵藤居」、日本酒ハイボールをはじめとした藤居本家の酒、自家製の梅ソーダやジンジャーエールなどソフトドリンクもそろえる。
店内には、カウンター12席と6卓のテーブル席を置いた。机や仕切りの素材には、かつて酒造りに使っていた木枠や木おけの木材、柿渋染めされた布、昨年末までに解体した本蔵の柱などを再利用している。
「藤居本家」は1831年創業。東蔵は大正時代(1912〜1926年)の間に建造され、1994年ごろまで酒造りに使われていた。
それ以降は、見学者が増えたことで一般開放し、一部を貯蔵庫として使用している。過去に見学者から食事もしたいという声があったことを受け、今回の開業に至った。
問い合わせ: かくれ蔵 藤居
滋賀県愛知郡愛荘町長野601
0749ー42ー3048
<中日新聞より>