ことし9月、東近江市でクラフトビールの醸造が始まった。造っているのは8年前、クラフトビール会社のアルバイトで知り合った3人の若者。
「農業と醸造の両立」というのがこのブルワリーのコンセプトで、地域の農作物を使ったビールはクリアな味わいが特徴。
地域に根ざしたビールを作り、クラフトビール界に新たな風を吹き込もうとする3人に迫る。
「FLORA FERMENTATION / フローラ ファーメンテーション」は滋賀県東近江市で30歳代の若者3人が立ち上げた地ビール会社である。
滋賀県内には長浜市(長浜浪漫ビール)、彦根市(彦根麦酒)、日野町(ヒノブルーイング)等、先行する地ビール製造会社が立ち上がっている。
勿論、この「フローラ ファーメンテーション」は東近江市では初めての地ビール会社である。
2023年夏から醸造を開始し、ブルワリーコンセプトは「Agricultural Beer 」。FLORA FERMENTATION の名前の由来は、特定の地域の植物や微生物を意味するFloraと、発酵を意味するFermentationから。
「FLORA FERMENTATION / フローラ ファーメンテーション」 滋賀県東近江市北花沢町294番地 https://my-beers.com/breweries/1245
代表取締役 / Brewer 大西 康平
取締役 / Brewer 田中 翔太
取締役 / Head Brewer 清水 ノイバウアー カイ (カナダ出身)
滋賀県のクラフトビール会社のアルバイト仲間の3人が、別々のブルワリーで醸造を学び、再び集まりブルワリーを設立。
事業資金の一部はクラフトファウンドで調達した。彼ら3人は東近江市の地で自らホップを栽培し、本格的にビール醸造し出した。
滋賀県内でも前述の3社のブルワリーが先行しており、フローラ ファーメンテーションには今後独自の事業展開が期待される。そのためには東近江や滋賀県内だけでなく、県外でも売れるビールを造り出して欲しい。まずは地元東近江から応援しよう。
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<記事・写真: NHK大津より>