西国第32番札所の「観音正寺」(近江八幡市安土町石寺)で5月22日、開基聖徳太子1400年御遠忌大法会が営まれた。
大法会は、21日からはじまった東近江地域2市2町(東近江、近江八幡、日野、竜王)の聖徳太子とゆかりの深い11社寺と各市町および観光協会などで構成する聖徳太子1400年悠久の近江魅力再発見委員会が取り組む事業のスタートとして営まれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/14/f919091da422a34adade731b689ab9b9.jpg)
↑写真:滋賀報知新聞より(聖徳太子1400年御遠忌大法会)
会場となった「観音正寺」では、この大法会にあわせ平成5年(1993年)の本堂火災で焼失した「秘仏千手観世音菩薩」の復元に取り組んできた。
先月20日には、火災跡の木箱の中から見つかった本尊のお前立ちだった「千手観世音菩薩」を修復して復元された秘仏を地元住民の信者らが麓から山腹の本堂まで運び上げる「登繖(とざん)」が行われた。本堂後陣に新調された宮殿に納められた秘仏は、10:00から営まれた大法会で岡村遍導住職が宮殿の扉を静かに開き、金色に輝く秘仏が姿を現した。
本堂で裏千家による献茶式が行われたあと法要が営まれ、聖徳太子1400年事業の成功を祈願した。
法要の後、同委員会委員長の小椋正清東近江市長は「観音正寺が大火に見舞われたのは、奇しくも、ちょうど29年前のきょう5月22日であります。今日まで再興に託された皆さまのご努力に衷心より敬意を表します。聖徳太子が西暦604年に制定した17条憲法第1条の和をもって尊(貴)しとなすは、日本の和の精神の象徴であり、ロシアのウクライナ侵略による不安な世界情勢にあって日本の和の精神を今こそ、世界に向けて発信していくことが求められていると考えます。
本年、聖徳太子薨去(こうきょ)1400年を迎えました。東近江は聖徳太子の伝説が全国で最も多く伝わっている地域であります。来年12月まで1年6か月間にわたり、魅力再発見事業を展開して参ります。この機会に聖徳太子の伝承を次世代にしっかりと伝え、素晴らしい地域資源として磨き上げていけるものと期待しています」と挨拶した。
岡村遍導住職は「平成22年に本尊のお前立ちが見つかったことは、秘仏復元へのお導きであったと思います。きょう、念願であった秘仏のご開帳ができたことは、ようやく昔の観音正寺に戻ったということでもあり、これから新しい第一歩がはじまると考えています」と話した。
魅力再発見事業は来年12月3日まで続けられる。この日、開帳された「秘仏千手観世音菩薩」は来年7月10日まで一般公開されている。
大法会は、21日からはじまった東近江地域2市2町(東近江、近江八幡、日野、竜王)の聖徳太子とゆかりの深い11社寺と各市町および観光協会などで構成する聖徳太子1400年悠久の近江魅力再発見委員会が取り組む事業のスタートとして営まれた。
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↑写真:滋賀報知新聞より(聖徳太子1400年御遠忌大法会)
会場となった「観音正寺」では、この大法会にあわせ平成5年(1993年)の本堂火災で焼失した「秘仏千手観世音菩薩」の復元に取り組んできた。
先月20日には、火災跡の木箱の中から見つかった本尊のお前立ちだった「千手観世音菩薩」を修復して復元された秘仏を地元住民の信者らが麓から山腹の本堂まで運び上げる「登繖(とざん)」が行われた。本堂後陣に新調された宮殿に納められた秘仏は、10:00から営まれた大法会で岡村遍導住職が宮殿の扉を静かに開き、金色に輝く秘仏が姿を現した。
本堂で裏千家による献茶式が行われたあと法要が営まれ、聖徳太子1400年事業の成功を祈願した。
法要の後、同委員会委員長の小椋正清東近江市長は「観音正寺が大火に見舞われたのは、奇しくも、ちょうど29年前のきょう5月22日であります。今日まで再興に託された皆さまのご努力に衷心より敬意を表します。聖徳太子が西暦604年に制定した17条憲法第1条の和をもって尊(貴)しとなすは、日本の和の精神の象徴であり、ロシアのウクライナ侵略による不安な世界情勢にあって日本の和の精神を今こそ、世界に向けて発信していくことが求められていると考えます。
本年、聖徳太子薨去(こうきょ)1400年を迎えました。東近江は聖徳太子の伝説が全国で最も多く伝わっている地域であります。来年12月まで1年6か月間にわたり、魅力再発見事業を展開して参ります。この機会に聖徳太子の伝承を次世代にしっかりと伝え、素晴らしい地域資源として磨き上げていけるものと期待しています」と挨拶した。
岡村遍導住職は「平成22年に本尊のお前立ちが見つかったことは、秘仏復元へのお導きであったと思います。きょう、念願であった秘仏のご開帳ができたことは、ようやく昔の観音正寺に戻ったということでもあり、これから新しい第一歩がはじまると考えています」と話した。
魅力再発見事業は来年12月3日まで続けられる。この日、開帳された「秘仏千手観世音菩薩」は来年7月10日まで一般公開されている。
観音正寺
近江八幡市安土町石寺2
<滋賀報知新聞より>