滋賀県守山市出身で滋賀からの初の首相となった「宇野宗佑さんの生誕100年を記念」し、その生涯や人柄、手がけた絵画などを紹介する「うの宗佑に学べ!」展が8月24日(水)から、守山市民ホールをメイン会場に開かれる。
↑写真:中日新聞より
守山市内の有志が実行委員会を作り、「平和を重んじ、利他に生きた湖国の傑人を知って欲しい」と企画。開催に向けて準備を進めている。
うの宗助企画展
宇野さんは1922年(大正11年)生まれ。戦中、学徒出陣で出征し、終戦後は約2年間シベリアに抑留された。帰国後、体験をつづった小説「ダモイ・トウキョウ」を出版し、守山商工会議所の前身の守山商工会の初代会長に選ばれた。
滋賀県議を経て衆院議員となり、1974年(昭和49年)に旧防衛庁長官として初入閣。1989年(昭和64年/平成元年)、首相になったが女性問題の発覚で約2か月の短命に終わり、1998年(平成10年)に75歳で亡くなった。
企画展は生前の宇野さんを知る守山市内の財界人らが発案。実行委員長を務める大崎裕士・守山商議所会頭は「前半生や文化人としての側面はあまり知られていない。 混沌 とした今の世情にこそ、平和を希求し夢と希望を持つ大切さを訴えた宇野さんの足跡にヒントを見つけて欲しい」と狙いを語る。
守山市民ホールでは8月31日(水)までの期間中、年表や政界での出来事、ピアノやハーモニカを愛した秘話を紹介するパネルのほか、自ら描き家族らが所蔵する絵画や書、勲章など、計100点が並ぶ予定。
8月27日(土)14:00からは、生前親交の深かった善光寺大勧進(長野県)貫主の栢木寛照さんが記念講演を行い、宇野さんの人となりを話す。
宇野さんの生家を改装した施設「うの家」では、8月10日(水)からプレイベントがある。いずれも参加無料。
問い合わせ: 守山商議所内の実行委員会(077ー582ー2425)
<読売新聞より>
【滋賀・近江の先人第120回】滋賀県初の第75代内閣総理大臣・宇野宗佑(守山市)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/fad36a412f47e0b034a8c3c3877f6971
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/fad36a412f47e0b034a8c3c3877f6971