”スローライフ滋賀” 

東近江市とコストコが立地連携協定

 早ければ来年6月オープンの米国会員制量販店「コストコ東近江倉庫店」について、東近江市と運営するコストコホールセールジャパン(千葉県木更津市)は7月5日、立地連携協定を結んだ。
国内で32店舗(4月26日現在)あり、滋賀県内では初の出店。


↑写真:滋賀報知新聞より

 名神高速道路八日市インターチェンジに近い東近江市中小路町の約6万1900㎡の敷地に、約1万㎡の平屋の店舗を建て、750台を収容する駐車場を整備する。


 
 ケン・テリオ社長は、「(本格的に)3~4年にわたり東近江市と協議し、今回出店することができ、感謝している。今度は我々が地域に貢献する番だ」と謝辞と抱負を述べた。
 雇用では300~400人(このうち正社員54%)とし、地元採用(滋賀県内)は8~9割を予定。さらに出店効果により、「開発がどれだけ進むか楽しみにしている」とした。
 小椋正清市長は「将来にわたり大きな起爆剤になり、観光振興、経済活性化などにぎわい創出につながると確信している」と期待した。

 この協定は、東近江市とコストコの相互連携のもと、コストコ東近江倉庫店の円滑な開業を実現し、地域の発展に寄与することを目的としたもので、取り組みとして開業の実現、災害時協力、地域経済活性化を挙げる。

【一方で懸念の声も】
 東近江市の活性化につながるという期待も出ているコストコの新たな店舗だが、建設予定地の周辺に住む市民からは、渋滞の発生や事故の増加を懸念する声が出ている。
 予定地の近くに住む住民は、「予定地の近くには小中学校があり、特に小学生は店舗の開業で交通量が増えると予想される道路を、登下校で横断する必要がある」と指摘している。
更に地域の拠点となる病院も予定地の近くにあるため、渋滞の影響や事故の増加を強く懸念している。

<滋賀報知新聞、NHK大津より>
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