↑写真: 中日新聞より
夏の全国高校野球の3回戦で、「滋賀学園」が茨城の「霞ヶ浦高校」に6対2で勝って準々決勝(ベスト8)に進出した。
↑写真: 滋賀学園HPより
15年ぶり2回目の出場となった「滋賀学園」は、1回戦で夏の甲子園の初勝利を挙げると2回戦も勝ち進み、16日の3回戦で茨城の「霞ヶ浦高校」と対戦した。
「滋賀学園」は1回に4番、岡田幸大選手のタイムリースリーベースヒットで1点を先制すると、5回までに11本のヒットを打ち6点を挙げた。
2回戦で完封勝利を挙げた先発の脇本耀士投手は5回に1点を奪われてなおもピンチが続き交代するが、次に登板した2年生の土田悠貴投手が相手打線を抑えて試合の流れを渡さない。
↑写真: 滋賀学園HPより
好調な打線は3試合連続の2桁となる13安打。五回に守備の乱れなどで失点し、九回も1点を返されたが、落ち着いてリードを守り切った。 滋賀学園はこのままリードを保って6対2で勝ち、15年ぶりの夏の甲子園で準々決勝8強=ベスト8)に進んだ。
↑写真: 滋賀学園HPより
<NHK大津・中日新聞より>
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一方、敗軍の「霞ヶ浦」について地元NHK水戸は以下のように伝えている。
夏の全国高校野球 「霞ヶ浦」 ベストエイト進出ならず
夏の全国高校野球は、8月16日(金)、大会10日目の第4試合が行われ、茨城の「霞ヶ浦高校」は「滋賀学園」に2対6で敗れ、ベストエイト進出はならなかった。
↑写真: NHK水戸より
今月8月13日に行われた2回戦で、「智弁和歌山高校」に勝利した「霞ヶ浦」は、8月16日、「滋賀学園」と対戦した。
初回に1点を先制された「霞ヶ浦」は2回、4番・羽成朔太郎選手がスリーベースヒットを打って、同点のチャンスを作るが、後続のバッターが打ち取られて、同点とはならなかった。
5回表を終えて、リードを6点に広げられた「霞ヶ浦」は、5回裏、ノーアウト一塁・二塁のチャンスの場面で、8番・鹿又嵩翔選手のバントが、相手のエラーを誘い、1点を返した。
点差を詰められない「霞ヶ浦」は9回、3番・雲井脩斗選手と、4番・羽成選手のヒットで、チャンスを作ると、内野ゴロの間に1点を返す意地を見せる。
しかし、反撃は及ばず「霞ヶ浦」は、2対6で敗れ、ベストエイト進出はならなかった。
↑写真: NHK水戸より
4点リードされた5回途中からリリーフした「霞ヶ浦高校」の眞仲唯歩投手は、「登板した時はチーム全体が相手の雰囲気に飲み込まれていたので、自分が悪い流れを断ち切るという思いだった」とマウンドにあがった時の心境を語った。
自身のピッチングについては、「今日は、スライダーが甘いところにいって打たれることが多かった。自分が思う一番のパフォーマンスができず、悔いが残る試合になってしまった」と肩を落としていた。
「霞ヶ浦高校」の4番・羽成朔太郎選手は2回にスリーベースヒットを打った場面について「先制された後だったので、『自分についてきてくれ』という気持ちだった。結果的に点は取れなかったが、その後もまだチャンスはあると思ってやっていた」と振り返えった。
その上で、「自分に託してくれたメンバー外の仲間たちに申し訳なく思う。1日でも長くこのチームでプレーしたかった」と涙ながらに話していた。
「霞ヶ浦高校」の高橋祐二監督は「試合の入りが悪かった。1回を0点で抑えることが出来れば結果を変えることができたと悔やんでいる。中盤も後手の対応になって選手も消極的になってしまい、チームの弱さを感じた」と振り返えった。
また、「滋賀学園」のバッティングについては「キャッチャーからバッターが変化球を待っていると聞いていて研究されていると感じた。結果的に勝負に行った変化球を打たれてしまい、相手の粘り強いバッテイングに負けてしまった」と悔しそうに話していた。
<NHK水戸より>