湖国・滋賀に伝わる江州音頭を後世に継承しようと、各地で活躍する音頭取り(歌い手)が手を携え「江州音頭師匠会」を立ち上げた。
初の発表会となる初声式が5月27日(土)日、近江八幡市宮内町の日牟礼八幡宮であった。
初の発表会となる初声式が5月27日(土)日、近江八幡市宮内町の日牟礼八幡宮であった。
↑写真:中日新聞より
能舞台で音頭取りが江州音頭を朗々と歌い上げ、境内では近江八幡民踊舞踊連盟や豊郷町江州音頭保存会、湖南市の舞踊友貴輪(ときわ)流の有志らがリズムに乗せて軽やかに踊った。駆け付けた人らも加わって輪は大きくなり、最後は万歳三唱で締めくくった。
師匠会は江州音頭の普及と発展、継承を目指して3月に発足。会長に野洲市の桜川又丸さんが就き、豊郷町の桜川愛虎さん、近江八幡市の桜美家天勝さんと桜川梅玉さん、湖南市の桜川貴美若さん、長浜市の桜川梅湖さん)の計6人でスタートした。
初声式を終え、又丸さんは「ぶっつけ本番だったが、時間とともに踊りの輪が広がった。これが江州音頭の良いところ。音頭取りが減って高齢化も進む中、皆で力を合わせ奥深い歌と独特の味を継承できれば」と話した。
<中日新聞より>