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【滋賀・近江の先人第239回】栃木に根付き酒造業で成功した・西堀源治郎(三左衛門)(東近江市)

 西堀源治郎(三左衛門)、近江国蒲生郡朝日野村(現、東近江市)に居を構える西堀家の当主。近江商人。

 西堀家の本家は最近は住んでいないようであるが蒲生町大塚地区にある。西堀家は38代も続くという近江商人で、京都御所の北側で紡績業を営んでいた。

 幕末の頃、西堀家33代となる「西堀源治郎(三左衛門)」が酒造業に参入すべく、近江商人のネットワークを頼りに、江戸時代幕末から明治維新の激動期に現在の栃木県小山市に出た。
 この時、現地で手広く呉服問屋業をしていた屋敷の売り出しがあり、ここを購入した。日光連山より湧き出す天然水と豊かな水田に魅せられ、現在の酒蔵1棟を買い譲り受けたのだった。

 明治5年(1872年)、酒造業に転換した33代西堀源治郎(初代西堀三左衛門)西堀酒造を創業した。現在は酒造業が本業で、近江から栃木県小山市に本家を移し、38代目の当主は、酒造業を始めてから5代目となる。清酒と焼酎を造っている。
日本酒の銘柄は「若盛」と「門外不出」。酒蔵は、国の登録有形文化財に指定されている。

西堀酒造
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