「山東盆梅愛好会」が育てた梅の鉢植えを展示する「鴨の里盆梅展」がグリーンパーク山東内の「すぱーく山東」で始まった。
↑写真:グリーンパーク山東HPより
第40回鴨の里盆梅展
愛好会会長の鈴木喜義さんは長浜市の慶雲館で開かれている「長浜盆梅展」にライバル心を燃やし、「盆梅の数と、個性豊かな表情は長浜を上回る」とPRしている。
↑写真:滋賀夕刊新聞より
今年で40回目を迎える「鴨の里盆梅展」は梅の花の咲き具合に合わせて最大約150鉢を展示。愛好会のメンバー23人がそれぞれ自宅で育てており、推定樹齢300年の老木をはじめ、一刀両断されたかのように太い幹が左右に割れた「武蔵」、幹の中央に大きな穴が空いた「道行」など、その個性が見どころとなっている。幹の表皮だけを残し、木の棒に支えながらも花を付けている盆梅もあり、鈴木さんは「杖をついて花を咲かせるようすに、高齢の方が元気づけられている」と話す。
「ライバル」の長浜盆梅展が3万人を超える観覧客でにぎわうのに対し、こちらは2000人を割り込む。このため、今年は会場内で「ミニ蘭展」を開催して色とりどりの洋ランを並べているほか、子どもたちも楽しめるように金魚すくいのコーナーも設けた(1回100円)。
「今年の目標は1万人」と意気込む鈴木さん。「雪化粧の伊吹山と盆梅を一緒に楽しめ、バリアフリーなので車椅子でも入場できる。長浜にはない魅力がいっぱいです」と来場を呼びかけている。
入場料は大学生以上400円、中高生200円、小学生以下無料。「探梅」「賞梅」「送梅」と何度も梅の花の表情を楽しめるフリーパスは1000円。09:30〜16:30、3月12日まで。
<滋賀夕刊新聞より>