3月18日に開幕する第94回選抜高校野球大会に、17日夜急きょ出場が決まった近江高校(彦根市)。
↑写真:中日新聞より
多賀章仁監督は「いただいた舞台でしっかりと戦う」と抱負を述べた。
近江は近畿地区の補欠1位校となっていた。選抜に滋賀県勢が出場するのは4年ぶりとなる。
昨秋の近畿大会では、8強だった近江。近畿から7校選抜大会出場の切符を得られる中、惜しくも落選した。しかし、補欠校として選抜に備えて厳しい練習をしてきた。
新型コロナウイルスのPCR検査で13人の陽性が確認され、出場を辞退した「京都国際」は、近江と同じく昨夏の甲子園でベスト4だった。
多賀監督は「選手の気持ちを考えると複雑な心境。私たちとしては甲子園で最善を尽くすだけ。時間がないが、やれることはやる」と決意を口にした。
近江高校では17日夜、職員室に明かりが灯り、対応に追われていた。急な決定だったため、野球部員の姿はなく、応対した教員は「今聞いたばかり。明日以降どうするか、バタバタしている」と話した。
近江高校は、雨で一日順延となった19日(土)の大会開会式には間に合い堂々の行進をした。京都国際に代わり精一杯の活躍を期待したい。
近江の1回戦は、3月20日(日)第2試合 11:30〜、「長崎日大」と戦う。
<中日新聞より>