おだわらぐらし

縁あって引っ越した 相模の国_小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わった三年半の思い出

冬の芦ノ湖

2007-12-04 22:36:45 | 箱根
今日は天気が良かったので 欲を出して芦ノ湖へ足を伸ばしました。

が、湖面を渡る風の冷たいこと!
(白状すると 後悔しました・・・)
が、ここまできたのだから と 桃源台から海賊船で湖を横断することに。



(デッキで写真を撮るには薄着で来すぎてまして・・・二号船室に篭っていました)

芦ノ湖周辺は 紅葉も終り、すっかり「冬!」でした。

ポーラ美術館

2007-12-04 22:07:18 | 美術館・博物館
義父が来る予定が又延びたので (も もしかして嫁に気をつかって?) お言葉に甘えて(???)今日は以前から行ってみたかった箱根のポーラ美術館へ行ってみました。
http://www.polamuseum.or.jp/index.php

小田原から仙石高原行きのバスで まずは「仙郷楼前」へ。そこから「施設めぐりバス」に乗りかえて 二つ目が「ポーラ美術館前」です。



おお 現代的でシャープな建物。(かっこいいです)



今回の展示物は全てポーラのコレクションというから 正直こっそり たまげました。
なかなかよい絵をお持ちです!(話には聞いていましたが)

ちょっと遠いけれど、ここまで来る価値のある美術館ですね。



余談:もうすぐ駅伝だからでしょうね、バスの車窓から 駅伝のルートを走っている人 時々見ました。

エリザベス・サンダース・ホーム

2007-12-03 15:36:49 | 小田原隣接エリア
いや実は エリザベス・サンダース・ホームが大磯にあるという事は知りませんでした。

藤村のお墓のある地福寺を出たら そのすぐ隣から ずーっと石垣が続いていまして・・・

どこまで続くのだろうと思ったらやがて「エリザベス・サンダース・ホーム裏口」に出たのです。

おお、ここがエリザベス・サンダース・ホームの!裏 口・・・
入り口はどこだろう???
それ見つけたのは 散策の後、くるりと回って大磯の駅に戻った時。
門は駅のまん前にありました。。。(来た時には気付きませんでした)


エリザベス・サンダース・ホームは 三菱の創始者の孫:澤田美喜さんが戦後設立した 混血児のための孤児院__とは知っていましたが、物納されていた 自分の実家(岩崎家)の大磯別荘を買い戻すために美喜さんが寄附を募った事、この時 多額の寄付金を寄せてくれたのが英国人エリザベス・サンダースだった事などは 家に帰ってから検索で知りました。

現在敷地内には聖ステパノ学園(聖公会系)、澤田美喜記念館(無料)があるそうです。記念館には美喜さんが収集した 隠れキリシタンの遺品が展示されているとか。
ここも改めてお訪ねしたい場所です。
(それにしても広い敷地! でした)

鴫立沢周辺

2007-12-03 14:47:29 | 小田原隣接エリア
西行の歌
心なき身にもあわれは知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮れ
は 大磯で読まれたと伝えられています。

が、大磯のどこなのか?

江戸初期の崇雪という人が「こ ここかな?」と思われる沢の隣に草庵を建てたそうなのですが、、、
確かに海がすぐそこなのに まるで深山の渓谷のような自然石の沢は、珍しく趣があり 誰も異論を唱えなかったようで そのまま今日に至っています。(交差点名も「鴫立沢」)



草庵は後に「鴫立庵」という名の俳諧道場となり その時代の重鎮が住まわれたそうです。

私達が訪ねた時はちょうど修繕中で・・・

 撮影は入り口まで、でガマンしました。
完成なった頃 改めてお訪ねしたいと思います。

そうそう、相模湾に面した地域を「湘南」と言いますが、この呼び名の出所の一つがここ 鴫立庵 だそうです。敷地内に「看盡湘南清絶地」という字を彫った石(レプリカ)があるのですって。/ 湘南については他にも色んな説があるそうですが とまれこれが一番古い記録、のようです。

あ、崇雪という人を「外郎売り」とする説もあるようですが、小田原の「外郎さん」によると 「うちのお店には外郎売りっていなかったんですよ」 ですって^^;

さて、交差点「鴫立沢」から大磯の駅へ向かう途中に ハーフティンバーのお菓子屋さんがありました。
「鴫立亭」本店。

小田原の駅ビルにも入っているお店ですが、そうかー ここも鴫立沢からの命名だったんですねー。

という訳で ちょっと「鴫立沢」に詳しくなったのでした^^

秋葉神社_虎御石

2007-12-03 14:14:24 | 小田原隣接エリア
虎御前(とらごぜん)は「曽我物語」に登場する 曽我十郎(そがのじゅうろう。十郎だけど五郎=助六のお兄さんです)の恋人。他の物語にも登場するので実在の人物のようです。彼女は大磯の遊女だったと伝えられています。

と この虎御前ゆかりの「石」が ここ大磯にはある、のですって。
(実物は見られませんでした。5月の「虎御石まつり」で公開されるそうです)
今はこの石 延台寺 というお寺に置かれていますが、元々は街道沿いの この場所(延台寺の隣の秋葉神社)に置かれ、誰でも触れたようです。

記録には 「よき男のあぐればあがり、あしき男のもつにはあがらずという。色ごのみの石なり」と記されていた、とか^^
又、石には虎御前の成長とともに重さを増した と不思議な話も伝わっています。

新杵(和菓子)

2007-12-03 09:53:10 | 小田原隣接エリア
地福寺からエリザベス・サンダース・ホームの裏の石垣づたいに歩いた先にあった和菓子屋さん。
味わい深い佇まいにおもわずパチリ。





こちらでは「西行饅頭」と「虎子饅頭」が有名、らしい。(看板からの推察)
ではその「西行饅頭」とやらを頂いてみようか、とも思ったのですが 今家に徳島の「小牡鹿」が三本もある という我が家の事情で断念。新杵さん、ごめんなさい。
(家に戻ってから検索で__「西行饅頭」は西行の傘をかたどった黒糖入りの皮のお饅頭で、藤村が好んだ。のだとか。/「虎子饅頭」は曽我十郎の恋人「虎御前」からの命名のお饅頭で 吉田茂が好んだ。そうです。)

地福寺

2007-12-03 09:42:40 | 小田原隣接エリア
島崎藤村夫妻の墓があるという地福寺に行ってみました。

境内には梅の古木が沢山あり、花の頃はさぞやと思わせます。


ご夫妻の墓は写真左手に並んでありました。

藤村が別荘として求めたという旧宅「静の草屋」もさして遠からぬところにあった__とは 家に帰ってから知ったことでしたー。残念。

大磯海岸

2007-12-03 09:25:34 | 小田原隣接エリア
大磯は初めてだったので とりあえずくるりと散策 することにし、、、
まず行ってみたのは海。

西湘バイパスの向こうに広がる海では・・・
ああ、この寒いのにサーファーのみなさんは元気だなあー!でした。


時に大磯って__海水浴場発祥の地 だったんですね!

知りませんでしたあー。(でも検索すると 「うちが最初」という土地が他にいくつもあることがわかりましたー・・・^^;)

大磯の Vento Marino

2007-12-03 09:02:03 | 小田原隣接エリア
大磯の駅から海へ向かって歩くとすぐ見えてくる白い洋館。



これは明治の終りに木下家の別荘としてアメリカ人建築家によって建てられた 日本でい一番古い「2X4(ツーバーファオー)」建築の建物なんだとか。去年改装され イタリアン・レストランに生まれ変わりました。
http://www.v-marino.com/

味も雰囲気もサービスも二重丸のお店でした。
(結婚記念日に家族でランチを頂いたのです^^)

ではここから何回かに分けて「大磯」をご紹介しましょう。

街かど博物館ガイドマップ

2007-12-02 20:32:05 | 小田原-街歩き
漆器の「石川」で『街かど博物館ガイドマップ』なるものを頂きました。


あちこちで「街かど博物館」という旗は目にしていたのですが、 きっと味わい深い建築物の目印ね、 程度に思っていました。
が、
これは入れ物だけではなく、小田原の地場産業の紹介をする場 だったのですね。
蒲鉾・干物・かつおぶし・染め織り・和菓子・・・ 全部で19の商店が 店舗兼博物館として 市民や観光客に 小田原の歴史と文化を、学芸員のレクチャーではなく「接客」の延長で教えてくれる場、のようでした。
(あちこちの「街かど博物館」で 外から写真をぱちりと撮るだけで失礼していた私は ちょっと恥ずかしくなりました。)

ガイドブックは「スタンプラリー」の朱印帳(?)にもなっています。

うむー 是非これは「制覇」したいですねえー。
ぼちぼち 近場から攻略していきたいと思います。

時にガイドブックの背表紙は 写真ではわかりにくいかもしれませんが ケヤキの板です。石川さんのお店の商品が使われているのですって。
木目の美しさがナチュラルで美しいですね。
「摺り塗り」という技法が用いられているそうですよ。
って聞きかじりのしったかぶりです^^

工房 石川

2007-12-02 18:24:24 | 美術館・博物館
塗り物のお店「工房 石川」で ひょうたん型の「七味入れ」を買いました。
http://www.urushi-utuwa.co.jp/
私__知りませんでした。ひょうたんは「分割」できるんですね!


(やー てっきり七味は上の小さな穴から 超小型じょうごで ちょぼちょぼ 入れるのだと思っておりましたー・・・恥)

このお店は市の「街角・博物館」にも指定されています。


ふるきよき「小田原」が感じられる佇まいが素敵。
ここは「展示」「販売」だけではなく「製造」もしているので お店の横には これから削る欅(ケヤキ)の椀や重箱の素材が積まれていました。
もうすぐお正月。お店も忙しくなるのでしょう。