goo blog サービス終了のお知らせ 

バロックリュートでバッハ

バロックリュート、ギター合奏、旅行などの趣味の記録

懐かしいViseeの組曲ニ短調

2021年01月16日 | リュート


 昨年の12月、学生時代にクラシックギターで弾いていたViseeの組曲ニ短調を弾いてみたくなりました。
セゴビアが取り上げた曲はBachの曲でもギターでよく弾かれてますね。
1962年出版の「ギター古典名曲集」(運指 西野 博)に掲載されていて今も持っていますが。

 ファクシミリを探してみると、TAB譜が見つかりバロックギター用に書かれているようです。



この一曲だけの為にバロックギターを買うわけにいきません。(あまり使わない楽器を持ちたくない)
そこで、バロックリュートをバロックギター調弦にして弾いてみることにしました。
 
 バロックギター調弦は代表的なものが数種類あるようですがViseeということで、以下のようにしました。
1コース e, 2コース b, 3コース g/g, 4コース d/D, 5コース D/D(不使用), 6コース a/a
本当ならば、5コース a/a ですが、弦の張替えを最小限にするための手段です。
4コースのdと6コースの下側のaの2本を細い弦に交換しました。
ちなみに、スワンネックはガット弦仕様なので触らずに、ナイルガット仕様のバスライダーを使用しました。
 
 基準ピッチを392Hzに下げて使用するため、1,2,3コースは、それぞれ2,4,3フレット分下げます。
当然、テンションはかなり下がりますがかえって良い雰囲気かなと思います。
バロックギターは独特の調弦で音色も特徴があり、奏法もリュートやクラシックギターとはかなり異なります。



 ファクシミリはそのまま弾けますが、鮮明でないところや分かりにくい表記があり清書し直しました。
写真は、上からクラシックギター五線譜、ファクシミリ(バロックギター用)、ファクシミリの清書

バロックギターの奏法は多少Youtube等で調べましたが我流なので、弾いている方は視聴禁止という事で。。。
録音はあと数日でできるでしょうか。