バロックリュートでバッハ

バロックリュート、ギター合奏、旅行などの趣味の記録

(続)音と演奏の良いCD ヴァイオリン協奏曲編(3)

2019年06月28日 | CD
ブラームス ヴァイオリン協奏曲

 ブラームスは重い感じがするので軽い気持ちで聴くことは出来ないが、美しくいぶし銀のハーモニー。
 余計なことだが、この曲の第3楽章の第1主題とブルッフのヴァイオリン協奏曲第3楽章のそれがよく似ていると昔から思っているのだが。。。。

ここでもバティアシュヴィリの演奏がまず上がってくる。



リサ・バティアシヴィリ、シュターツカペレ・ドレスデン、クリスティアン・ティーレマン(指揮)
録音:2012年 ドレスデン、ルカ教会、デジタル/セッション録音

 第1楽章のカデンツァでティンパニーが登場するのが面白いところだ。Ferruccio Busoni作。
調べてみると、この曲のカデンツァはブラームスは書いてなくて、初演者のヨアヒム版をはじめ17種以上あるようだ。
 また、この録音では、ヨアヒムが所有していたストラディヴァリウス「ヨアヒム」を弾いているのも何らかの因縁を感じる。

  ティーレマン率いるシュターツカペレ・ドレスデンのバックアップも素晴らしい。教会での録音らしい余裕のある響きがきっちりととらえられた録音も、泥臭く成りがちなブラームスを爽やかに聴かせてくれる。

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