9月、仲秋の名月を眺めた翌日(満月)の土曜日は、支寒内ルートから支笏湖の山「932峰(932m)」と
「樽前山[東山(1,022m)、西山(994m)」を時計回りで歩いてきました
本日はせいぜい撮れたのはこの画像程度、支笏湖を背景に
Toshiの自宅(月寒)から支笏湖までは、西岡を抜けて国道453号線を利用するのがもっぱらでした。
だけど今日は国道36号線を千歳まで走って道道16号線から支笏湖に向かうルートを走ってみましたが、時間はほとんど
変わらないことがわかりました。
恵庭岳登山口までなら453号線が早いけど、風不死岳、樽前山はむしろ国道36号線が有利かも?
■7:15 支寒内ルート 登山口駐車スペース
ということで1時間10分程度で支寒内ルートの登山口までやってきました。
天気は予報通りで、下界は明るいけど山には雲がかかるという予報です。
向かう先に山の稜線はなし
それを分かっていて敢えて樽前山に北のには訳があります。
Toshiは、およそ一か月に渡って植物かぶれに悩まされています。
最初は利尻山(8/12)から始まって、神居尻山(9/1)、そして先週の濃昼山道でもまた違う場所が痒くなりました。
腿の裏が被れるってどういうこと?
何も触っていない(はず)
ウルシの痒さほどではないけれど、虫刺されとは明らかに違う痒みが腿の後ろを覆う。
たまりませんね
ということで樽前山は他の山域と明らかに違って登山道にウルシがほとんどないのがよいかなぁ~と、
頂上の溶岩ドーム周りは当然植物は苔しか生えない風衝地帯なので半ズボンで歩いて安心というわけです。
(もう気温が低いので半ズボンにはなりませんが)
さて、その支寒内ルートの登りはじめは長い林道歩きです。
ところがその林道が..いつ被害に遭ったかはわかりませんが、
暫く来ないうちに倒木が凄いことになっていました。
この程度はまだ序の口で..
林道周辺のかなり広範囲に及んでいます。
それでも、
倒木のないところは何度歩いても美しいと感じる植生(苔)に癒されます。
本州の登山道では当たり前に多くあるのかもしれないけど、北海道には意外と少ないよぉ~苔むしたところは
倒木が進んでも新しい息吹はそこかしこに生まれ更新されていく
この苔玉は雨や曇の方が元気だぞぉ~
このように登山道が明確なところはむしろ少ないので初めての人は道迷いしてしまう・・
この苔をToshiはニョロニョロと名付けた、こいつも元気です
さあ、今日の登山報告は頂上付近の画像がほとんどないので、いつになくこの箱庭風というか日本庭園を思わせる登山道の景色をこれでもか
っというぐらいお伝えします
あいにくと樽前山はガスの中・・
この抹茶薄色の苔がイイんです
こんな登山道ある
他に
池と鹿威しと蹲(つくばい)を配置したいけど、それは無い
山裾が見えてきた
家を建てるならこの辺りかな
溶岩ドームはガスっているけど932峰は望めています
健気に咲く白玉のような花にも癒されるのです
気が付くと樹木の生えない溶岩の山肌地帯に到達、ここから932峰方向(左)にトラバース
支笏湖温泉方向望めています
思うほど長くはない932峰までのアプローチ
最後の登りにはやはり苔が
..残雪の景色のように見事だっ
相変わらず溶岩ドームは見えないけれど、支笏湖は微かに望めます
■
8:50 932峰
樽前山が姿を表すまで少し待ったけどその気配なし(残念
)なので932峰を降ります。
ガスが上がりそうで上がらない東山までの登り返し道・・
東山までの登り返しの途中から風速25mの暴風が横を殴っているときに、小さな男の子を連れたお母さん?が
力の入らない歩みで少し心配です。
大人でも吹き飛ばされそうな風圧に小さな子は“なきべそ”です。
頂上を過ぎればヒュッテまではあと少しだよ
■
9:30 東山
風の強い頂上では写真も撮れないのでスルー
西山までの途中、お社で数人が風を避けてたむろしています。
汗ではなくて湿気を含んだ風による水滴が覆います。
太平洋側から吹き上がる強い風に耐え忍んで、西山へとぉ~ちゃこ
■10:00 西山
ここでもGopro立てられない、、、腹だけは減ったので風を避けたところで食事です。
■10:30 下山
溶岩ドームからわずかに標高を下げると下界が見渡せるように・・
風の強い西山で体が冷えました。しかし、ここを降りるともう風はまったくありません。
ここまで来ると遠くに羊蹄山の姿を確認
ニセコ、倶知安の方が良かったかな?
下りも余すところなく日本庭園
これは食べられません
下りで林道の倒木地帯を避けようと洞門脇の林を抜け登山道を外れたところ、
ここでも沢山の倒木に遭ってすっかりとアルバイトなりました。
そりゃそーだ、林道だけ倒木しているわけではないよね
キノコはそこここに元気です。
ちょっと洞門を上から眺めてみましょうね~
■11:50 登山口
予報通り雲の多い樽前山で東山頂上付近の風は特に強く、凄かった
樽前山は子供連れの登山者が多いけど、こんな日に“なきべそ”の子供たちは大きくなってから登山は怖いもの・と刷り込まれたりしないか心配です。
いや、飛ばされないように手をつなぎながら歩いた親子の絆がむしろ山歩きに誘うかな
帰り道の樽前山、風不死岳の眺め..
実は明日の日曜日に企てていた大雪山へ向かうプランを予報が回復しないため延期としました。
9月中には登りたいと思います。
いよいよ秋の紅葉が楽しみになって来ました
それではまた来週
面白い山行報告やったねぇ・・♪
ほのぼの林道 〜 倒木 〜 日本庭園巡り 〜 苔・苔 〜
支笏湖 〜 ガス・ガス 〜 強風 〜 がんばれ母子 〜
ガス・ガス 〜 水滴 〜 日本庭園 〜 松ぼっくり 〜
キノコ・・
こま〜かドラマの散らばっとるばい。
上質なエッセイば読ましてもろうた気分やね♪
ところで、オイラのバカちんな頭じゃ理解不可能な
一文があったとばってん・・
「溶岩ドームは見え内装工事けれど」っちゅうとは
登山家用語やろか?
できれば、解説ば聴かせてほしかねぇ・・
あ・・、ついでに
「べそ」は、子供の口をゆがめた泣き顔。語源は、
「圧口(へしぐち)(唇に力を入れて「へ」の字のように口をつぐんでいる形)」
の「へし」の転という・・・そうです。
北海道はもう「紅葉」の季節たいね。
きれ〜か画像ば期待しとるばーーい♪
コメントいつもありがとさんです。
最近めっきりガスガス報告が多くって、松ぼっくりやクルミ拾うのに骨が折れます。
>見え内装工事けれど
これは「見え内装工事だけれど」の誤りでした。
北海道では今、“その手は桑名の焼き蛤”的言葉遊びがはやっているので、意識して内装工事を
挿入したのですが「だ」が抜けてしまったために文章としておかしなことになってしまいました。
その手は喰わ内装工事でお小遣いはあげられないよ!と言うと、その子は“なきべそ”かいた振りを
して舌をぺろりと出しました
というように使います。
ただ、
口をへにしながら舌をだすのはけっこう難しいです
日本は、自ら休みをとって家族をバカンスに連れて行くようなことをしないし・できないので
国が強制的に祝日を増やしているという構図なんですね。
1億総横並び..が染みついているので、皆一緒に仕事して休みも同じでないともうそわそわして
しまいます。
数年前に“爽やか登山の会”で支寒内ルートを歩きましたね。
樽前山の8合目付近まで近づいたところで、雨とガスのため下山を決めましたが、晴れていれば
この景色です。
↓↓↓
https://blog.goo.ne.jp/oborozuki89/e/1a50a0704df5e8fddde6bbbb04a1acc8
人が多いのは東山とヒュッテの間だけで、それ以外の行程は実は登山客はまばら・・
北海道の雄大さをこれほど体感できる登山コースは札幌近郊では間違いなく樽前山のこのルート
が一番と思います。
いつの日かまた皆さんで一緒に歩きましょう!
(あんまり荒らすと怒られるので・・・(笑))
ありがとうございます。
またワイガヤで飲みたいですね。
いつでもお声掛けくださいませ。Takさんも戻ってこ~い!
書き込み有り難うございます。
Takさんのヴァイオリンを聴きながら富良野太陽の里キャンプ場でアウトドアの
夕べ・・というのはどうでしょうか?
な~んてともこさんはインドア派でしたね。
荒らすなんて言わずに、すすき~のワイガヤネタでも盛り上がりましょう!