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時々刻々風景は変わる
事上練磨
間を空けることなく人生の輝きを見送るばかりと嘆くとき
時よ止まれといえば
かえって我が心臓が止まるような
厳峻に 息をも吐(つ)かず労苦の末
一日の汗を拭うとき
瞬時
夕日の延びが木々のみどりの回廊を丹(あか)に染(そ)め上げる
全てが消え失せ
透明のルビー色が世界を覆い
心に染(し)みてくる
先ほどまでの荒い息が
落ち着きを取り戻し
明々とした血脈の喜びまでもが聞こえてきそうになる
これほどまでに天は
我に生きることに執着させ
生きる意味を教え込むのは
なぜゆえか
心上練磨
答えはすでにありそうで
あるなしか
今日も丹に染まった回廊を抜け
家路とす
yatcha john s. 「心上練磨」
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