昨日の日曜日は、”フィッシング沖”の春のハーフナイトスペシャルという半夜のキビレ釣り大会に会社の釣りクラブメンバーと参加しました。
毎年4月と9月に行われ、特に4月の入賞者は隔週釣り情報誌”ハローフィッシング”にカラーで掲載されるとあって参加者は皆、力が入ります。
私は同僚のO君と真昼間の午後2時過ぎに出船しました。
彼は先々週の会社のゴルフコンペで初のホールインワンを出し、そのまま優勝したという運(実力もある)の持ち主です。
彼のツキの恩恵に与かって、あわよくば優勝を狙おうとこの時点で私はしっかり胸算用していました。
釣りポイントを決める為、彼の魚群探知機で水深と地形、海藻の有無を調べ、広い浜名湖を探査すること1時間。
その時すでに燃料の2/3を消費してしまい帰りの燃料が厳しいのではと不安になる私を尻目に、彼は最後の最後まで絶好ポイントを探し続けます。
これが確率1/7000と呼ばれるホールインワンを達成した男のこだわりなのでしょう。
最終的に中央航路のかなり西で海底の起伏が激しい場所を見つけ、そこに船の錨を降ろしました。
まだ明るいとはいえ、春先はキビレ(黒鯛の亜種)が昼間から釣れることもあるので、さっそく竿を出します。
私は竿を4本出し、餌はボケ(別名:幽霊シャコ)を使います。
干潮が終わり潮が満ちてきた午後5時30分、私の右から2番目の竿に魚信があり、なんなく30cm(490g)のキビレをゲットしました。
その後、10分もしないうちにまた同じ竿で40cm(980g)のキビレをゲット。
そのまた10分後、今度は一番左の竿に魚信があり、一瞬アカエイかなと思ったのですが、32cmのマコガレイでした。
これはキビレより全然おいしいので思わぬ外道に私は大喜びです。
一方のO君には、たまに魚信があるのだけど魚が警戒しているのか、フィニッシュに至るまで喰い込みません。
そうこうしているうちにまた私の左端の竿に魚信があり、25cmのキビレをゲットしました。
それ以後、私は2度魚をあわせ損なった一方、O君はまったくいいところなしのまま午後9時になり、検量のため店に戻ることにしました。
錨を上げたときO君はもう一度魚探を見て、自分の釣り位置が極端に深い側だったことに気づいたと後で悔しそうに言っていました。
どうやらさすがのホールインワン男も海底のバンカーにつかまっていたことに気がつかなかったみたいです。
検量は30cm以上のキビレ3匹までの合計重量だったので、2匹の私は惜しくも300g足りず5位入賞を逃してしまいました。
店の前で雑誌掲載用の集合写真を撮ったあと、キビレは彼にすべてプレゼントし、私はカレイだけを持って帰宅しました。
↓この写真がそのカレイです。店で血抜きをしたので頭部が変色してますが肉厚でとてもおいしそうですよ。