今年も外洋に面した砂浜で痛ましい事故が相次いでいます。
先週は、地元の浜辺(遊泳禁止)で遊んでいたベトナムの若者たちが突然の大波にさらわれ、
お亡くなりになったそうです。 何年か前にはブラジルの方も亡くなっています。
一見穏やかで、遠浅の海でも波と波がぶつかれば最悪の場合倍以上の高さの波になります。
人間の腰の高さの波にさらわれたら誰も立ってはいられません。
そのうえ離岸流に巻き込まれたら岸に向かっていくら泳いでも無理です。
泳ぎの達人でもいずれ力尽きます。
その場合は岸に平行に泳いで離岸流を脱してから岸に向かう潮流にのるか、
手足を広げ力を抜いて、あおむけに浮かんで助けを待つべきです。
実は25年以上前に、宇都宮へ出向していた時にお世話になった方の弟さんも
浜松での研修中に海辺で遊んでいて行方不明になりました。
今では離岸流の怖さについてはネットで検索できますが、こういった事故が後を絶ちません。
国籍に関係なく前途ある若者の被害がこれ以上増えないよう、
周囲の者が注意喚起をしなければなりません。