大正浪漫・・・

2005-07-22 | Weblog


宿の窓からボンヤリとお城が見えました
ガイドブックに眺めが良いと書いてあったので朝一で行ってみることに。。

漁師町だった熱海にお城は無かったのですが、建てるならココだろうと
民間人が昭和34年に建ててしまったのだそうです
戦国時代の名将たちも築城を希望していたと伝えられている、と
パンフレットには書かれておりました。
宿から利用したタクシーの運転手によると、お城のオーナーさんは
秋葉原の(あまり大きくない)電器店だそうです(笑)
熱海の観光客が減りお城の従業員も随分減ったとか・・・
確かに寂れた印象は否めませんでした

昔、松本城の天守閣へ登ったことがあるのですが天井が低く
狭く急な階段で大変だった記憶があります。
現代のお城はエレベーター完備で大違い
6階の天守閣展望台からの写真を撮りました。
(クリックすると、宿の辺りの市街地へズームします。)
海抜120mの山頂、6階は地上43mで、確かに良い眺め!
ちょっと靄っているのが残念です。。

他の階は資料館になっていて、こんなものかな・・という感じ
ざっと見てから隣接の「熱海人形美術館」へ。
貴重な(一体で家が建つほど!)西洋アンティークドールと
人形の館のミニチュアはなかなか素晴らしかったです

山頂ではお城が近すぎて写真が撮れず帰り道で裏側から撮影しました。
右は人形美術館の看板です。

 



市街地へ戻って起雲閣へ。
街のあちこちに「起雲閣ニ於ケル竹久夢二展」というポスターがあり
ガイドを見たら起雲閣は古い別荘・旅館だとのこと。
行ってみたら、とても素晴らしい大正・昭和初期の建築物でした

広い敷地に庭園を囲むように建物が並んでいます。
洋館もあり、古い離れのような和風の建物もあります。
増築や移築を繰り返したらしくて分かりづらい部分もありましたが
それぞれに風情があって素敵でした。
建物も夢二展の展示室も、長い渡り廊下でつながっています。
それらを見学した後で中庭に出ました。
既にお昼近くて陽射しが強く、写真を数枚撮って退散しました

 庭園はお花が一番少ない季節だったみたいです。。
   

 庭から見た建物(左が和風、右が洋館。ちなみに後姿は主人です
 クリックすると、洋館の窓を中から写したものが見られます。
   

 これは離れ風の部屋の入り口。
 多くの文人が訪れ、執筆をした人もいるそうです。
   

部屋の中も色々写真を撮ったのですが何故かここでは主人が
ドンと椅子に腰掛けていたりして・・・
洋館の暖炉やローマ風呂(!)とかも良かったんですけどね~
興味がおありでしたら、実際にいらっしゃるか、あるいは
起雲閣のサイトをご覧下さい♪

起雲閣は熱海駅から徒歩20分ほどだそうです。
上り坂ですから結構キツイ
途中で田舎(主人の実家と姉の嫁ぎ先)へお菓子を発送して
職場や友人へのお土産を買って早めに帰宅しました。

有名な梅園や美術館など見たかった場所はたくさん残っています
次回行くなら梅の季節かな~??


ヨーダ!!

2005-07-22 | Weblog



熱海へ出掛けた日はラッキーなことに熱海最大のお祭りでした

   来宮神社例大祭 こがし祭り山車コンクール

木彫りや装飾された山車、神輿が市内を練り歩きます。
アナウンスの説明によれば今年は34の町内が参加したとのこと。
山車に乗って太鼓・笛・鳴り物を演奏する人、掛け声をかける人、
あるいは山車を引っ張っる人々・・・老若男女問わず大勢の人が
力を合わせて盛り上げ楽しんでいました。
お祭は、最高の地域交流なんですね


宿で夕食中の午後7時頃、近くで花火音が数回鳴り響き
祭囃子の音が遠くから聞こえてきました
食事を済ませて玄関へ行くと宿の方が雪駄を出してくださいました。
路地が坂道なので下駄より安心だし、草履より鼻緒がきつくないので
とても有難かったです
わずかに20mほど下れば、そこはメインのコンクール会場でした

コンクール会場では桟敷の上に審査員がズラリと並び、
その前で山車が立ち止まって、演奏したり歌ったり叫んだり
時にはスモークや花火などのパフォーマンスも行います。
右からやってきた山車がパフォーマンスをして左へ進み
また何ブロックか先で折り返して戻ってきます。
すれ違う山車が互いに張り合って元気に掛け声をかけ演奏するので
辺りは物凄い喧騒に包まれ隣の人とも会話が出来ないほどでした

歌声はほとんど聞き取れませんでしたが、マイクを使っている人の
2種類の掛け声はよく聞こえました。
「引っ張れ、引っ張れ」は分かりやすいですけど
「ドスコイ、ドスコイ」というのは、どういう意味なんでしょう?
お相撲さんしか使わない言葉と思ってましたが、私が無知なだけで
祭にはよく使われるんでしょうか?

そんな熱気あふれる騒がしさの中で次々にやってくる山車が
面白くて写真をたくさん撮りました。
夜にはシャッタースピードを落とすとか聞いたように思うのですが
今まで必要なくて調べていなかったので、やり方が解りません
画像の処理をすれば良いのかもしれませんが面倒なので
そのまま載せさせてもらいます

のヨーダは明るくて夜目にもクッキリ
インパクトがあって大ウケでした
審査結果は翌日発表で確認してませんが、私としては一押しです!
顔が左右に動くんですよもちろん手動(笑)
目の前を通り過ぎたところで横顔も。クリックしてご覧下さい♪


他にも豪華な山車や楽しい山車がたくさんありました。
下手な写真で上手く伝えられないのが残念です


山車の上は、道路標識に届きそうなほど高いです
「落下事故の無いようご注意ください」と何度もアナウンスがありました。
よく見ると腰に安全ベルトを巻いている人も
写真左側、紅白の幕は審査会場です。
審査員は皆さん似たような赤っぽいアロハ(?)を着ていました。


あとは、まとめて。クリックしていただけると拡大します。
左上から、
  1. 昔ながらの木彫り  伝統のある町内?
  2. 舟形
  3. 飾られた山車は流行り物が多くモリゾーやマツケンも。
    これはヨーダではないスターウォーズ。
    ダースベイダーは真っ黒で目立たず、笑ってしまいました!
  4. 眩しいくらいの提灯。よく見ると名前が・・・。
  5. 主人の趣味で。山車の上で頑張っているカッコイイお姉さん
    動きが激しくてピンボケですね。

    

     


34全てが通過して宿へ戻ったら9時過ぎでした。
2時間くらい立って(ちょっとだけ歩きました)いたことになります。
まだしばし鳴り続いた祭囃子を聞きながら部屋でゴロゴロ・・・
疲れたけど、気持ちいい~~
では、