心理カウンセリング ウィル

ご相談はホームページの予約申し込みフォームからお願いします。
 

集団からの孤立

2011-09-19 21:41:16 | インポート
 群れることで異なった価値観をもつ仲間と向き合い、自分を他人と比較しながら成長していくのが学校のクラスです。不登校となった子ども達は、自己の評価を固めていく上でもっとも基礎的な集団であるクラス集団から孤立して思春期を送ることになります。
 そのため、社会からも孤立し、地域のなかに肯定的な自己評価の場所を得るのが難しくなります。他人と関わることに不安や恐れをもち、同年齢の仲間から、さらには社会から見捨てられたような感情をもち対人関係を回避し引きこもり状態となります。
 ある心理学者によれば、見捨てられた感情の成分には、抑うつ、怒り、恐れ、罪責感、受動性と孤立無援、空しさと空虚感などがあり、自殺や他人を殺害したくなるような憤怒、パニック、空虚感などに襲われるといいます。
 簡単ではありませんが、同じ課題をもつ仲間とじっくりと向き合い、働く場所を確保し、保護者や支援者の手で生活の保障を受けながらともに成長していくことが求められます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿