秋の歌(Chanson d'autumne)
フランスの詩人のポール・ヴェルレーヌの詩の原訳を引用します。
秋の
バイオリンの
長いためいきが、
私の心を傷つける
単調な
ものうさで。
(軒下の花壇に残されたミニトマト)
深く息がつまり
傷つく、時の
鐘が鳴る時は。
私は思いだす
昔の日々を
そして私は泣く。
(アスパラガス)
私は悪い
風に煽られて
流され
あちら、こちらと、
まるで秋の
枯葉のように
日本ではこの詩は上田敏の詩集「海潮音」の中で、「落葉(らくよう)」として以下のように紹介されている。
~ 秋の日のヴィオロンのため息のひたぶるに身にしみてうら悲し。~
(ナスビの杖にとまったアキアカネ)
夏に一旦、平地から高地へ移動して秋になると再び平地に戻ってきます。
夏ごろには、経ケ峰や錫杖ヶ岳に一杯飛んでいた赤とんぼも秋になると平地に戻ってきます。
近くの御在所岳では、小学生たちが観察のため山頂でマーキングしている姿を時折見かけます。
(ナスビの葉も秋色になってきました。3日前、すべて処理済みです。)
(菜園仲間のHさんがN農園の通路上につるしましたが、今年は柿が不調でした)
(ウォーキングの方が、立ち寄り忘れられたアケビです。この近くでも取れるのですね)
(我が家の軒下のカラーピーマン)
(メスグロヒョウモンの♂~翅の痛みが痛々しいですね)
今年は、例年に比べ蝶の姿を見かける頻度が極端に少なかった気がします。
(メスグロヒョウモンの♀~オスより少し大きく感じます。この時期になると庭に集まってきます。)
何しろ夏頃は、畑にモンシロチョウの姿なかった。
秋が深まってやっと群れる様子がうかがえるようになったけど、
野菜に卵を産み付けるので例年補注網で捕獲するのだが今年は必要なかった。
また、モンキアゲハ(一番大きくて下翅に白い紋がある)など、1~2度見かけただけだ。
何しろ自粛生活は季節感さえ奪ってしまった。
ただこれだけは言えるが、なにか日本の自然環境は急激に悪化してきている気がする。
連日、熊の出没がニュースになっているが、
今年は、我々の農園を荒らしまわっていたアライグマの姿がぷつりと消えた。
ブキミだ・・・!
久しぶりの雨だ。朝から今もまだ(22:59)