昨日(5/16)、坂本棚田から仙鶏尾根を伝い仙ケ岳に登った。
そして、南尾根で下山して、林道と東海自然歩道を歩いて駐車地へ戻った。
画像は、「日本の棚田百選」の一つ坂本千枚田だ。 駐車地は↓の方にある(約20台/トイレ完備)。7時スタート!
獣除ネットから約40分かけて林道歩きとなるが、サルが私に気付き崖を駆け下りたり、足元の谷底からは得体のしれない獣声!頭上は絶え間ない小鳥のさえずり、ホントにびっくりしたのは前夜放映されていたコノハズクと言って、小さなフクロウで、仏法僧ともいうらしいが、まさにその鳴き声も聞こえ・・・
林道歩きを約40分、山道となり3度目の渡渉後、俄かに尾根への急登となる。ここがミツマタ群生地の中心部だ。
歩き始めて約2時間後、仙鶏尾根に合流!↓は小岐須渓谷、はるか遠くチョコンとした鋭鋒が鎌ケ岳だ。 (8:53)
岩と木の根のやせ尾根の先は絶壁となって切落ちていた この木の根元から降りる!!
どうやら中央下の尾根が渡り廊下となっている様だ。右端のピークは仙ケ岳東峰か!?
途中の猫額のテラスから右手の尾根をパチリ!カメラはバッテリー不足でスマホだからガッシャ!ですか。
鞍部らしき底に何度か到達した後、岩の突起、木の根っこを交互に掴んで攀じ登っている最中に出合ったイワカガミ。
大キレット?の核心部はほぼクリアー。ホッとして振り返る。正面の山は野登山だ。
主稜線に取付き、しばらくは緩やかな尾根歩きが続くが長くは続かない。
正面の野登山の山頂下の車道筋がおわかりだろうか?現在でも車で登ることができる。
何故ならば山頂には鶏足寺という古刹がある。参道脇には樹齢数百年物杉の大木がズラリと並ぶ様子は壮観だ。
くどく成ったが、仙ケ岳と鶏足寺を連結していることから仙鶏尾根と呼ばれているのだろう。
岩峰の横にシロヤシオ発見! ここまでヤシオ街道を幾度か潜ってきたが、アカヤシオは一輪たりとも残っていなかった。
アカヤシオとシロヤシオの開花時期は1ヶ月ほどある。これから6月中旬までがシロヤシオの時期だ。
分岐地点に出た。すぐ隣に特徴のある巨石が立っていた。
仙の石 (10:25)
裏側が、下山道の南尾根だ。先ずは仙ケ岳山頂へ向かおう。
分岐からすぐの所にまた分岐があって、右折して東峰標高955mに立ち寄る。
分岐から20mばかりのところで立木に囲まれ展望はない。しかしもう少し先に進むと展望が開ける。
東峰から望む鈴鹿山脈。中央の立木が薄くなった山がくしろ岳だ。標高946mからクシロと命名されている。
再び分岐まで戻り、吊り尾根を進み仙ケ岳山頂(西峰)に着いた。標高961m
鈴鹿山脈主稜線 鈴鹿セブンマウンテンのうち4山が望める。
雨乞岳 御在所岳 鎌ケ岳 釈迦ケ岳
今年4月16日、約12時間かけて周回したコースだ。
根の平峠~イブネ~雨乞岳~御在所岳と約20キロのハードな山行だった。
仙ケ岳山頂でもシロヤシオが咲いていた。しかし今年は裏年のはずだからあまり期待しない方がいいかもしれない。
山頂で少し早い昼食、と言ってもメロンパンと小倉アンパンをほうばった。
ここまで誰にも会うことは無かった。
下山編はまた今度。 了
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます