与えるということにも強さが必要なんだ。このシリーズの結論であります。なんだそうだったのか。知らなかったよ。
安売りをすること。もしそれが自分の甘えや弱さから来るのであれば、それは結局自分も相手も不幸になってしまう。
与えること。これも短期的な視点で相手を甘やかしてしまう結果になるのなら、それもまた相手も自分も不幸になってしまうことです。
優しさと弱さは別のもの。正反対。
これは優しさと強さは同じ事象のウラオモテであることを示しています。陰と陽。優しさと強さ。
一見、優しさは弱さと混同されることがあります。自分が弱いだけなのに、自分は優しいと勘違いしてしまう。
自分が自分に対して厳しくできないこと。相手に対してきちんとNOと言えないこと。この弱さを、自分が優しいからだ。と勘違いしてしまうこと。そういうこともあるかもしれません。
ハングリーさを失いつつある日本人たち。
特に現代の日本社会はその傾向があるかもしれません。
残念ながら日本人の生命力(ハングリーさ)は周囲の国々から比べるとかなり見劣りがするように思います。
何でも与えられる環境で、人(我が子含む)にも厳しくできず、自分にも厳しくなれず。
現在日本社会が蓄積されている因子を観察すると、日本人のハングリーさ(生命力の強さ)を試される逆境を自ら招きつつあるように思います。もし「強い優しさ」を持つ日本人の割合が増えれば、逆境の因子は薄まります。しかし「弱さを優しさと勘違いする人」の割合が、増えれば増えるほど、引き寄せている逆境はより厳しいものとなります。
「自分の弱さが相手への優しさである」と勘違いしている人は、「無防備が日本の平和の道である」と勘違いしている人と同じ色に思えます。
母性が商売繁盛の基本である。ただし。
母は強し。
そして本当の母性(男女年齢を問わず)とは強さと厳しさという土台があってのことである。
商売の成功には母性が必須条件であると思いますが、それは相応した強さと厳しさという覚悟も要求されることであります。
なるほど〜。このシリーズ終わり。
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