日本料理 京桜  in 北京 (おかみ日記)

7年間続いた「桜心」を閉め現在、21世紀飯店に北京咲く桜「京桜」を営業中
  

  

お食い初め

2013-01-13 | ブログ
    1月吉日、当店にてお食い初めが行われました。




お食い初め』とは、 赤ちゃんの祝い事のひとつで、生後100日から120日目に 『初めて 母乳以外の食べ物』を用意し、食べさせるまねをします。
赤ちゃんの 健やかな成長と、「一生食べ物に困らないようにと」願う 日本の伝統的な儀式です。




【お食い初め飯椀】
赤飯が一般的ですが、白いご飯、栗ご飯なども

【お食い初め汁椀】
蛤や鯛の吸物季節によって筍や松茸など

【お食い初め煮物椀】
季節の野菜の煮物、椎茸・レンコン・にんじんなど

【お食い初めつぼ椀】
酢の物・香の物など

【お食い初め高杯】
お子様の歯が丈夫になるよう歯固めの石(福石)しわができるまで長生きするように梅干しなどを盛り付けます




そして、これらとは別に鯛を用意します。


用意する献立にも意味があります。



鯛の塩焼き
大海を悠々と泳ぐ鯛のように成長し、賢く育つように

小梅
寒さに耐え実を結ぶ梅のように辛抱強くなるように

赤飯
赤いご飯は太陽を、小豆は星々の輝きを表す

煮物
健康と長寿を願って

蛤吸物
2枚貝のように行く末は結ばれるように

小石
歯固めの石
(神社などから持ってくるそうですがないので固めに茹でた小豆を使用)



平安時代から行われてきたというこの儀式。
海外にいるからこそ、大切にしたい行事の一つですね。

お子様の健やかなる成長をお祈り致します。




最新の画像もっと見る