平塚さん(仮名）-あるサッカー人

挫折…人生において何度か味わう苦味や渋味。そこから立ち直る度に円熟味が増すとともに風格が出てくる。
何度かネタにしている日本サッカー界の「元祖レフティ・モンスター」松永章さんと一緒に「あるサッカー人」と昨晩都内某所で呑みました。
今回は１８歳でサッカー界に羽ばたき「天才」と言われたＭＦ「平塚拓哉（仮名）さん」に友人を引き合わせるお役目で非常に低姿勢で大人？の松永章さんでした。突然の召集に平塚さん(仮名）も「あの松永さんが何の用だろう？」と訝しく思ったことでしょう。
単純に知人に頼られて「間を取り持ってやる」と言ってしまった親切（ツケ？）の実行（清算？）だったということが程なくわかるとすぐに和気藹々と宴席が盛り上がりました。
平塚さん(仮名）はＦＷ～ＭＦ～ＤＦまでこなすスーパー選手でＪリーグ「スーパースターズ(芸名）」に在籍しクレバーなプレイとともに華やかな経歴がファンの記憶に焼きついています。
選手引退後は、監督として数チームを短期間で上のカテゴリーに押し上げることから「昇格請負人」という肩書き付で呼ばれている。最近も東日本の社会人リーグの某チームを１年で昇格させて町に活気を与えている。
彼は試合中ベンチから出ることはない。「総て選手に伝えてあるから」。修正事項は「ハーフタイム１０分で徹底する」。軽妙な喋りで人を惹きつけるだけではなく、信念に基づいた揺らぎない自信、それに裏打ちされた言葉には若いながら説得力が宿っている。そしてそれが痩身の彼に貫禄を与えている。
しかし、幾つもの挫折、苦悩の日々があったことを誰もが知っている。昇格させたチームから石もて追われることもあった。彼はそのストーリーを他人事のように説明する。それだけでも凄い。薄謝でも監督を引き受けるのは自分が関わったサッカーに「恩返しをしたいから」とも語っている。いい人だ。
　照れ屋で人をあまり褒める事が苦手な松永さんも共通項が多くあり、珍しく褒めていた。今後サッカー界で十二分に活躍できるような「名伯楽」なることは疑いようがない。早く「△級」に合格して日本代表選手を率いるような名監督になってほしい。
サッカー界を盛り上げて引っ張って行って下さい。応援団は一杯います。