新型エブリィ DA17V:バージョンUPへの道

できる事から少しづつ、自分好みに仕上げる事での満足感。

★新型エブリィーDA17V、PA/PCに電動格納ドアミラーを取り付ける Vol.16

2015年12月08日 | DA17V
前回掲載した”ウィンカー付ドアミラー”の記事、たくさんの方々から反響が御座いました。

その中の”ある方”と連絡を取るうち、じゃー私も…という事になりまして。

お互いの情報を提供し合い、今回メデタク施工となりました。

もちろん私が行ったわけではなく、その方が”ご自身で”行ったものです。

今回はその出来に感動したので、工程を皆様に報告したいと思います。



その方を仮に”Aさん”とします。

Aさんは私と同じシルバーのDA17Vにお乗りです。ただ一つ違うところは、グレードが”PC”なのです。

ご存じの通り、車にはグレードというモノが存在します。

DA17VならGAからはじまり→PA→PC→ジョイン→ジョインターボと…

その差というのは大きく分けて二つ。車両価格と装備です。これは他の車種でもほぼ同じ事が言えます。

購入にあたり誰もが一度はそれで迷った事でしょう。迷いに迷って、最後はどれか一つを選ばなければなりません。

その時の選択肢とはなんなのでしょうか?価格だったり、自分が欲しい装備だったり。

それにより決めるのが普通だと思います。ただそれでも、購入後にあーー失敗した!とか、やはりあれが欲しかった!と、

後悔した事はありませんか?私も今まで数種の車に携わってきましたが、後悔の連続でした。

そんな事が重なり、車を選ぶ時は自分に必要な装備が付けられるかどうか?また使用目的に沿うかどうか?を第一にしています。

それは乗用車でも仕事車でも同じです。そしてその中から車種を決めています。メーカーや社名だけで決める事はまずありません。

おっと、横道に逸れました。。。


という事で、AさんのPCには残念ながら”電動格納ドアミラー”が付いておりません。

それを装着し、尚且つ作動する様にしようと試みたのが今回の内容です。

Aさんと私とで試行錯誤、そしてこの度それが完成したとのご報告を受けたのです


私の勝手な思い込みですが、オレもこうしたい!と思う方がたくさんいるのではと思い、Aさんの許可を得て今回そのすべてを公表します。


まず電格ミラーが標準装備されているグレードは、ジョイン以上となります。ワゴン(DA17W)は全てのグレードに標準ですが。

つまりPCには電格でないミラーが付いているという事。これを電格ミラーへ変更するには、部品ASSYを購入しなければなりません。

ただそれだけでは、電格ミラーに換えただけで作動するまでには至らないのです。何故かって?作動させる為にはS/Wが必要ですよね。

ではそのS/Wは何処にあるかというと、DA17Vの場合フロントドアの内張り部分にあります。ここですね。

これが実は厄介で…

これを同じ位置に取り付けるには、内張りごとジョイン以上の物に交換しなくてはなりません。たとえ交換できS/Wも取り付けたとしても、

ドア内にはそれを作動させる為の配線は無いのです。じゃー配線を引けばいいと思うかもしれませんが、そう簡単にはいきません。

という事で、この方法はあまり現実的ではないという事になります。それではどうするか?

良い方法があるのです。

既存の内張りには手を付けずそのままで、インパネ近くにそのS/Wを設けるのです。えっーーー、どうやって?

ステアリングが付いている右斜め下に、純正S/Wがいくつか入るカバープレートがあります。


これは各グレードに必ずあります。

このカバープレートの所に、スズキ車の別モデル(ラパン/ワゴンR)の電格ミラーS/Wをセットするのです。上手い事に、このカバー二つ分を使用すると丁度取付できるのです。

Aさんはこの様にセットされました。


次にここに入るS/W本体を探さなければなりません。それはいつもの様に、””ヤフオク””を利用しましょう。

パーツ→内装品→スズキ→ドアミラーS/Wの順で検索していけば、多数見つかります。

安いのであれば数百円~高くても¥3000-位で十分購入可能です。

但しここで注意があります。S/W本体だけではなく、必ず繋がるコネクタが付いている物を購入してください。


コネクタが無いと、その先の配線が大変になりますので、必ずです。

また出品数は少ないですが、”電格ミラー本体”(当然DA17用)も探してみましょう!!


Aさんは、ヤフオクでゲットしたそうです。


次に配線となりますが、電格ミラーを作動させるには最低限の配線(本数)を考えなければなりません。

ドアミラーから出ている配線の数は、格納と復帰、そして上下左右のそれぞれの信号線の5本です。つまりはこの5本分を最低ドア内張り内まで引く事が必需です。

車内からドアへの通線は、ドア-ヒンジ部にあるゴムブーツ内を通さなければなりません。一つ目の関門ですネ。

これらを左右のドア内へ引き、S/W本体にはこれ自体を作動させる為の”ACC”(アクセサリ―電源)とボディーアースも必要になります。

あとは配線図をディーラーで手に入れ、配線同士を結線すれば作動OKとなるはずです。


下記がAさんの愛車です。

こちらが変更前



そしてこちらが変更後です。



今回私と同じ様に、ウィンカーレンズ(純正品)も組み込んでいました!!またカバー色はシルバー(Z2S)色ではなく、敢えてブラック(ZJ3)色とされたそうです。

これはこれでいい感じですね。


これをご覧になったオーナーの方、私もと思った方は是非チャレンジしてみて下さい。ご自身の愛車が大きく変わりますよ!!




※※最後にAさん、この度は画像の協力ありがとう御座いました^^ これからもよろしくお願い致します。