正月ネタをつづけて。
今年は,珍しく,元旦から早起きして,近所のーパーの「初売り」に出かけました。目的は,私も妻も「福袋」だったのですが,案の定,開店前から長蛇の列でした。
でも,目的はみんな違ったみたい
妻は無印良品の福袋がほしい,私は普通に紳士服がほしいということで,開店と同時に別方向に向かいました。
あとで聞くと,無印良品の福袋はすでに完売状態だったが,ちょうど最後の1個が残っているという状態で何とか購入できたとのことでした。
一方,私の方ですが,紳士服(しかもキングサイズ)の福袋売り場には人っ子1人いません。「あれ,俺だけか?」状態の買い物になりました。ラッキーといえばラッキーなのですが,なんかキョトン状態でした。
で,他の方々の狙いは何かというと,「福引き」でした。私もその後何とか参加できましたが,簡単に言うと,1回1000円ですが,最低でも1000円の商品券とお菓子が付いてくるし,1等は1万円の商品券になるため,お得感満載の企画でした。多くの方はここに並んでいたのです。
もちろん,人気店限定の福袋(特にキッズとブランドレディース)も長蛇の列で,わずか数分で完売になった店もあったようです(キッズとレディースは,やはり売れます。)。
ちなみに,今日,別のスーパーの初売りに行きました。そこでは,1万円で「商品券1万円」と「数千円相当の食料品」というものでした。しかし,開店15分前に店に到着したが,既に「整理券配布終了」でした。いやあ,出足が遅かった,っていうか甘かったって感じです。
さて,実は私は数十年ぶりに福袋を買いました。あとで説明しますが,買いやすくなっていたことと,やはり安い,っていう点が上げられます。おそらく,多くの方々も「安くて良い物」が福袋にある,あるいは初売りではお得な企画が多い,っていうことで,並んででも買い物に来ているのではないでしょうか。
一方で,福袋というと,とかく「売れ残りしかない」とか「ゴミばかり」,さらには「何が入っているか分からない」などと言われ,敬遠される方も多かったと思います。私も,そういう思いとサイズがないという致命的理由から,福袋は買いませんでした。
しかし,今年,なぜ買うと決めたのでしょうか。理由は次のとおりです。
1 安い(やはり不景気なので,安く買えるに越したことはない)
2 中身が分かる(今,多くの福袋は,中身に入っている物を明示します。)
3 事前に選べる(今,数日前から福袋は展示され,2のとおり,中身分かるため,ゆっくり検討できる。)
4 ブランドが信用できる(中に入っている洋服のブランドも明示されている)
5 サイズが選べる(新党デブの党首にとってはこれが重要。キングサイズの福袋が売られたことが一番大きい。)
なお,最近では,試着ができる」とか,「ネット予約ができる」,さらには「事前購入ができる」など,もはや福袋じゃないじゃん,っていう突っ込みを受けるような販売品もあります。
一方で,実は,この他に狙っていた福袋がありましたら,買うのを止めました。理由は,「中身が全く分からない」からです。もちろん,福袋なので,買う楽しみのため,中身が分からない方が言い場合もあるのですが,何が入っているのか一切分からないというのは,さすがに不安なので,たとえお得感があってもビビリな私は買えません。せめて,最低限の情報はほしかったなあ,と思います。
福袋ははずれ品,というのは過去の話です。しかも,最近では,「福袋サイト」などもあり(例えば「izumo福袋」などがあります。),うっかりな商品を福袋で売ってしまうと,口コミでその店の信用を失うことになりかねません。
いわば,最近の福袋は,「在庫処理」ではなく,「お店の宣伝広告」というスタンスで販売しているのです。逆に言うと,昔のような「在庫処理商法」で福袋を販売すると,その後,通年の客足が遠のき,結果損失を産むのです。
あと,商品券福引きですが,これは「元本保証」という観点から,やはり人気があります。「運が良ければ数十倍,だめでも気持ち得した」という気持ちになるため,長時間並んででもチャレンジするのでしょう(私もその1人ですが。)。
ただ,このからくり,説明するとがっかりするのであえてしませんが,実は「年に1,2回なら,お店もラッキー」な商法なのです(基本理論は,「100人に1人ただになる」のくじ引きと同じです。)。
>この福袋や福引き商法,冷静に考えると,「景気回復の一つのヒント」を持っていると言えるのではないでしょうか。次のような「5安」が導けると思います。
1 商品情報の公開による安全性の確保
2 安い価格
3 消費者が損しなかったと思える安堵感
4 自分自身が商品を確認できることによる安心感
5 複数企業の連携による安泰な体制
これらは,国がお金をばらまくことでは決して達成できません。逆に,各企業がちょっとだけ努力すれば達成できるのです(ただし,2については,やり方を間違えるとデフレスパイラルの引き金になりますので注意が必要ですが。)。
私も,福袋がなければ,この冬に洋服を買うことはなかったと思います。言葉は悪いですが,福袋で「無駄遣い」をしたとも言えるわけです。ただ,こうした無駄遣いをしやすくするようにすることが,各企業の努力になるといえます。
もちろん,そもそもろんで「無駄遣いするお金すらない」という方もかなりいることは事実です。ただ,初売りの光景を見る限り,「まだまだ無駄遣いはできる。」という感じです。も当然,無駄遣いといっても,生活必需品など「いずれは絶対買う物」なので,結果的には無駄遣いではないのです。こうした消費を呼び込む努力,それを企業が行えば,何か光が見えてくるのかな,って思います。
それにしても,福袋,おもしろいですね。ちょっと癖になりそうです。
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今年は,珍しく,元旦から早起きして,近所のーパーの「初売り」に出かけました。目的は,私も妻も「福袋」だったのですが,案の定,開店前から長蛇の列でした。
でも,目的はみんな違ったみたい
妻は無印良品の福袋がほしい,私は普通に紳士服がほしいということで,開店と同時に別方向に向かいました。
あとで聞くと,無印良品の福袋はすでに完売状態だったが,ちょうど最後の1個が残っているという状態で何とか購入できたとのことでした。
一方,私の方ですが,紳士服(しかもキングサイズ)の福袋売り場には人っ子1人いません。「あれ,俺だけか?」状態の買い物になりました。ラッキーといえばラッキーなのですが,なんかキョトン状態でした。
で,他の方々の狙いは何かというと,「福引き」でした。私もその後何とか参加できましたが,簡単に言うと,1回1000円ですが,最低でも1000円の商品券とお菓子が付いてくるし,1等は1万円の商品券になるため,お得感満載の企画でした。多くの方はここに並んでいたのです。
もちろん,人気店限定の福袋(特にキッズとブランドレディース)も長蛇の列で,わずか数分で完売になった店もあったようです(キッズとレディースは,やはり売れます。)。
ちなみに,今日,別のスーパーの初売りに行きました。そこでは,1万円で「商品券1万円」と「数千円相当の食料品」というものでした。しかし,開店15分前に店に到着したが,既に「整理券配布終了」でした。いやあ,出足が遅かった,っていうか甘かったって感じです。
さて,実は私は数十年ぶりに福袋を買いました。あとで説明しますが,買いやすくなっていたことと,やはり安い,っていう点が上げられます。おそらく,多くの方々も「安くて良い物」が福袋にある,あるいは初売りではお得な企画が多い,っていうことで,並んででも買い物に来ているのではないでしょうか。
一方で,福袋というと,とかく「売れ残りしかない」とか「ゴミばかり」,さらには「何が入っているか分からない」などと言われ,敬遠される方も多かったと思います。私も,そういう思いとサイズがないという致命的理由から,福袋は買いませんでした。
しかし,今年,なぜ買うと決めたのでしょうか。理由は次のとおりです。
1 安い(やはり不景気なので,安く買えるに越したことはない)
2 中身が分かる(今,多くの福袋は,中身に入っている物を明示します。)
3 事前に選べる(今,数日前から福袋は展示され,2のとおり,中身分かるため,ゆっくり検討できる。)
4 ブランドが信用できる(中に入っている洋服のブランドも明示されている)
5 サイズが選べる(新党デブの党首にとってはこれが重要。キングサイズの福袋が売られたことが一番大きい。)
なお,最近では,試着ができる」とか,「ネット予約ができる」,さらには「事前購入ができる」など,もはや福袋じゃないじゃん,っていう突っ込みを受けるような販売品もあります。
一方で,実は,この他に狙っていた福袋がありましたら,買うのを止めました。理由は,「中身が全く分からない」からです。もちろん,福袋なので,買う楽しみのため,中身が分からない方が言い場合もあるのですが,何が入っているのか一切分からないというのは,さすがに不安なので,たとえお得感があってもビビリな私は買えません。せめて,最低限の情報はほしかったなあ,と思います。
福袋ははずれ品,というのは過去の話です。しかも,最近では,「福袋サイト」などもあり(例えば「izumo福袋」などがあります。),うっかりな商品を福袋で売ってしまうと,口コミでその店の信用を失うことになりかねません。
いわば,最近の福袋は,「在庫処理」ではなく,「お店の宣伝広告」というスタンスで販売しているのです。逆に言うと,昔のような「在庫処理商法」で福袋を販売すると,その後,通年の客足が遠のき,結果損失を産むのです。
あと,商品券福引きですが,これは「元本保証」という観点から,やはり人気があります。「運が良ければ数十倍,だめでも気持ち得した」という気持ちになるため,長時間並んででもチャレンジするのでしょう(私もその1人ですが。)。
ただ,このからくり,説明するとがっかりするのであえてしませんが,実は「年に1,2回なら,お店もラッキー」な商法なのです(基本理論は,「100人に1人ただになる」のくじ引きと同じです。)。
>この福袋や福引き商法,冷静に考えると,「景気回復の一つのヒント」を持っていると言えるのではないでしょうか。次のような「5安」が導けると思います。
1 商品情報の公開による安全性の確保
2 安い価格
3 消費者が損しなかったと思える安堵感
4 自分自身が商品を確認できることによる安心感
5 複数企業の連携による安泰な体制
これらは,国がお金をばらまくことでは決して達成できません。逆に,各企業がちょっとだけ努力すれば達成できるのです(ただし,2については,やり方を間違えるとデフレスパイラルの引き金になりますので注意が必要ですが。)。
私も,福袋がなければ,この冬に洋服を買うことはなかったと思います。言葉は悪いですが,福袋で「無駄遣い」をしたとも言えるわけです。ただ,こうした無駄遣いをしやすくするようにすることが,各企業の努力になるといえます。
もちろん,そもそもろんで「無駄遣いするお金すらない」という方もかなりいることは事実です。ただ,初売りの光景を見る限り,「まだまだ無駄遣いはできる。」という感じです。も当然,無駄遣いといっても,生活必需品など「いずれは絶対買う物」なので,結果的には無駄遣いではないのです。こうした消費を呼び込む努力,それを企業が行えば,何か光が見えてくるのかな,って思います。
それにしても,福袋,おもしろいですね。ちょっと癖になりそうです。
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