あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

福袋商法が日本経済再生のヒントになる

2009年01月02日 12時14分26秒 | 経済全般
正月ネタをつづけて。
今年は,珍しく,元旦から早起きして,近所のーパーの「初売り」に出かけました。目的は,私も妻も「福袋」だったのですが,案の定,開店前から長蛇の列でした。

でも,目的はみんな違ったみたい

妻は無印良品の福袋がほしい,私は普通に紳士服がほしいということで,開店と同時に別方向に向かいました。
あとで聞くと,無印良品の福袋はすでに完売状態だったが,ちょうど最後の1個が残っているという状態で何とか購入できたとのことでした。
一方,私の方ですが,紳士服(しかもキングサイズ)の福袋売り場には人っ子1人いません。「あれ,俺だけか?」状態の買い物になりました。ラッキーといえばラッキーなのですが,なんかキョトン状態でした。
で,他の方々の狙いは何かというと,「福引き」でした。私もその後何とか参加できましたが,簡単に言うと,1回1000円ですが,最低でも1000円の商品券とお菓子が付いてくるし,1等は1万円の商品券になるため,お得感満載の企画でした。多くの方はここに並んでいたのです。
もちろん,人気店限定の福袋(特にキッズとブランドレディース)も長蛇の列で,わずか数分で完売になった店もあったようです(キッズとレディースは,やはり売れます。)。

ちなみに,今日,別のスーパーの初売りに行きました。そこでは,1万円で「商品券1万円」と「数千円相当の食料品」というものでした。しかし,開店15分前に店に到着したが,既に「整理券配布終了」でした。いやあ,出足が遅かった,っていうか甘かったって感じです。

さて,実は私は数十年ぶりに福袋を買いました。あとで説明しますが,買いやすくなっていたことと,やはり安い,っていう点が上げられます。おそらく,多くの方々も「安くて良い物」が福袋にある,あるいは初売りではお得な企画が多い,っていうことで,並んででも買い物に来ているのではないでしょうか。
一方で,福袋というと,とかく「売れ残りしかない」とか「ゴミばかり」,さらには「何が入っているか分からない」などと言われ,敬遠される方も多かったと思います。私も,そういう思いとサイズがないという致命的理由から,福袋は買いませんでした。

しかし,今年,なぜ買うと決めたのでしょうか。理由は次のとおりです。
1 安い(やはり不景気なので,安く買えるに越したことはない)
2 中身が分かる(今,多くの福袋は,中身に入っている物を明示します。)
3 事前に選べる(今,数日前から福袋は展示され,2のとおり,中身分かるため,ゆっくり検討できる。)
4 ブランドが信用できる(中に入っている洋服のブランドも明示されている)
5 サイズが選べる(新党デブの党首にとってはこれが重要。キングサイズの福袋が売られたことが一番大きい。)

なお,最近では,試着ができる」とか,「ネット予約ができる」,さらには「事前購入ができる」など,もはや福袋じゃないじゃん,っていう突っ込みを受けるような販売品もあります。

一方で,実は,この他に狙っていた福袋がありましたら,買うのを止めました。理由は,「中身が全く分からない」からです。もちろん,福袋なので,買う楽しみのため,中身が分からない方が言い場合もあるのですが,何が入っているのか一切分からないというのは,さすがに不安なので,たとえお得感があってもビビリな私は買えません。せめて,最低限の情報はほしかったなあ,と思います。

福袋ははずれ品,というのは過去の話です。しかも,最近では,「福袋サイト」などもあり(例えば「izumo福袋」などがあります。),うっかりな商品を福袋で売ってしまうと,口コミでその店の信用を失うことになりかねません。
いわば,最近の福袋は,「在庫処理」ではなく,「お店の宣伝広告」というスタンスで販売しているのです。逆に言うと,昔のような「在庫処理商法」で福袋を販売すると,その後,通年の客足が遠のき,結果損失を産むのです。

あと,商品券福引きですが,これは「元本保証」という観点から,やはり人気があります。「運が良ければ数十倍,だめでも気持ち得した」という気持ちになるため,長時間並んででもチャレンジするのでしょう(私もその1人ですが。)。
ただ,このからくり,説明するとがっかりするのであえてしませんが,実は「年に1,2回なら,お店もラッキー」な商法なのです(基本理論は,「100人に1人ただになる」のくじ引きと同じです。)。

>この福袋や福引き商法,冷静に考えると,「景気回復の一つのヒント」を持っていると言えるのではないでしょうか。次のような「5安」が導けると思います。
1 商品情報の公開による安全性の確保
2 安い価格
3 消費者が損しなかったと思える安堵感
4 自分自身が商品を確認できることによる安心感
5 複数企業の連携による安泰な体制


これらは,国がお金をばらまくことでは決して達成できません。逆に,各企業がちょっとだけ努力すれば達成できるのです(ただし,2については,やり方を間違えるとデフレスパイラルの引き金になりますので注意が必要ですが。)。
私も,福袋がなければ,この冬に洋服を買うことはなかったと思います。言葉は悪いですが,福袋で「無駄遣い」をしたとも言えるわけです。ただ,こうした無駄遣いをしやすくするようにすることが,各企業の努力になるといえます。
もちろん,そもそもろんで「無駄遣いするお金すらない」という方もかなりいることは事実です。ただ,初売りの光景を見る限り,「まだまだ無駄遣いはできる。」という感じです。も当然,無駄遣いといっても,生活必需品など「いずれは絶対買う物」なので,結果的には無駄遣いではないのです。こうした消費を呼び込む努力,それを企業が行えば,何か光が見えてくるのかな,って思います。

それにしても,福袋,おもしろいですね。ちょっと癖になりそうです。

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ニューイヤー駅伝の激走の影にたくさんのスタッフーあり

2009年01月02日 11時15分10秒 | スポーツ全般
群馬に引っ越して初めてのお正月を迎えます。でもって,ただ福袋を買いに行くのだけではなんだなあ,ということからニューイヤー駅伝もついで見に行くことにしました。

富士通、9年ぶり栄冠=アンカー勝負制す-全日本実業団駅伝(時事通信) - goo ニュース

しかし,見たのはスタッフの車だけ

まあ,当然の話といえばそれまでですが,そんな思いつきで行っても,交通規制に巻き込まれて選手を見ることなんてできません。ただ,あとで聞くと,本気で見たいのならば,いろんな穴場はあったみたいですが・・。
そんなわけで,途中からは結局いつもと同じテレビ観戦となりました。ただ,違うのは「ほとんどのコースを車で走ったことがある」ということくらいでしょうか。

とまあ,前置きはさておき,レースの方ですが,富士通が総合優勝しましたが,最後は富士通,日清,旭化成の3チームが団子レースとなり,本当に鼻の差くらいで富士通が制した,というすごいレースでした。駅伝で3チーム団子というのは非常に珍しいことですし,短距離走並のゴールシーンを長距離で見るというのもこれまた非常に珍しいと思います。
この3チームとも,私には縁もゆかりもないものの,最後まで手に汗握る試合展開に,思わずハラハラどきどきしてしまいました。いやあ,正月から良い試合を見せてもらったなあと思います。
勝負は最後まであきらめてはいけない」と言われますが,長距離走でここまであきらめずに食いつくという姿勢には脱帽します。いやあ,本当にすばらしいですし,こうした姿勢を私も学ばなければいけません。
もちろん,これは勝負の世界なので,白黒つけなければいけませんが,私的には「3チーム優勝」と言ってもいいくらい,内容の濃いレースだったと思います。
当然の話ですが,この3チーム以外にも全チーム,最後まで全力で戦いました。上位3チーム以外も,最後の団子状態の戦いがいくつかありました。順位がほぼ確定していたチームも,最後の最後に「1秒でも早く」という意気込みでゴールをしていました。ニューイヤー駅伝をここまでまじめに見たのは久々かもしれません。

改めて「選手の皆様,本当にお疲れさまでした」と声をかけたいものです。

ところで,話はもどって,見に行った時の話ですが,行った場所は2区中継所付近でしたが,前述のとおり交通規制で最後までたどり着きませんでした。
ただ,その後の面白い光景を見ることができました。それは,「コーチと大応援団の大移動」です。それは,ゲルマン民族大移動さながらの光景でした。
まずコーチや補助者と思われるジャージを着た軍団を乗せたワゴン車が数台移動します。ナンバープレートはいずれも県外なので,おそらく各実業団チームの車だったと思います。その後ろから,監督と思われるおじさんとマネージャーと思われる若い女性を乗せた貸し切りタクシーの集団が走り抜けます。
これらは,いずれも次の3区中継所に向かったものと推測されます。
すると,次はのぼりをかついだ桃太郎の大集団がものすごい勢いで走ってきて,近くのコンビニなどに止めてあった大型バスに向かいます。そして,バスの大集団が出発していきました。おそらく,応援団は使い回しというか,2,3グループが計画的に各区間の応援をするものと思われます。そりゃ,確かにそうしないと,100キロもの距離で応援はできませんよね。
さらにさらに,大移動は陸上だけではありません。空中には報道ヘリがホバーリングしていましたが,選手の移動があったのか,UFOのごとく,一気に飛び去ってしまいました。
この間,わずか5分くらい。その後,何もなかったかのように交通規制は解除され,中継所及びコース上はもぬけの殻になっていました。あとは,テントをかたづけるオフィシャルや沿道警備の警察官若干名くらいしか残っていません。

しかし,こうした駅伝も,このようなスタッフや大応援団の見えない努力に支えられているんだなあ,と思いました。
走っている選手は,ゴールした瞬間に,「おーい,スタッフー」と声をかけますが,その時に,すぐにコートを持って駆けつける,そして,その背後で大応援団が「がんばれー,**」と声援を送る,この何気ない光景の影に,これだけの労力がかかっているわけです。
そう考えると,今日やっている箱根駅伝も,心して見なければなあ,そう思わずに入られません。

駅伝に限りませんが,普通の商売でも「見える努力」はもちろんのこと,こうした「見えない努力」もしっかりと評価したいなあ,結果至上主義の現代社会とはいえ,やはり過程もある程度大切なのかもしれない,そう思わずにはいられませんでした。

一方では群馬のゆるキャラ「ぐんまちゃん」(旧ゆうまちゃん)が,ノッポンマリモッコリなどとバラエティ番組に出演していました。駅伝コースにもぐんまちゃんの交通規制看板が出ていただけに,「あれ,今年は午年だっけ?」と勘違いしそうになりました。そういえば,午と牛は,漢字も似てますよね。

あー,正月一本目から,ネタの着地ができなかった(T.T)

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