あれは,あれで良いのかなPART2

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市町村合併について(良いこと編)

2005年04月03日 11時43分52秒 | 市町村合併
前回の予告どおり,できるだけ簡潔に記載したいと思います。説明不足などもあると思いますが,その際はコメントなどいただければと思います。

合併のメリット(建前)
1 行財政の効率化
  職員を減らしたり,施設を共有できるなどの利点がある。
2 充実した行政サービスが行える
  人口が増えることで,税収などが増加し,また職員数も増えることから,これまでできなかったサービスが実現できる。
3 (国の本音)市町村の管理が楽  市町村の数が減れば,当然,指導という名の統制がしやすくなる。

これが建前ですが,この建前だけを貫こうとしても,住民は誰も合併に賛成しません(これしか言ってない市町村は,だいたい合併が破談になっています。)。

では,本当のメリットは何でしょうか。
4 市町村の権限強化(地方政府の誕生)
  上記3の前提は,市町村にはたいした力もなければ,それをできる首長や職員はいない,という前提でものを見ています。
  しかし,合併により街の規模が大きくなれば,当然それなりの首長や職員が増えてきます。結果,国と対抗できるくらいの力を持てるようになり得ます。
  もっというと,国の通達や指導を鵜呑みにするだけではなく,その通達や指導のおかしなところを指摘し,独自に改良した内容での行政運用も可能となり得ます(政策法務の考え方です。)。
5 きめ細やかなサービスの実現
  私のテーマでもありますが,国の政策が全体主義であれば,市町村の政策は個別主義を十分に尊重するべきものです(家の前の道路を直すなどいうことは,国レベルではあまりありませんから。)。
  市町村が合併により権限と優秀な職員が多くなることにより,より細かなことにまで行政サービスを及ぼすことができます。
  上記2との違いは,2は行政サービスの幅の話であるのに対し,ここでは質の話であるということです。
6 住民税等住民負担の軽減
  こんなこと,誰も言ってないと思います(^_^;)。
  でも,規模が大きくなり,かつ職員が増えると言いながら合理化が進めば,論理必然的に住民負担が減ります。実はここが一番重要なメリットだと考えています。

結局長くなってしまいましたm(__)m
次回は,デメリットについて説明する予定ですが,気が変わったらごめんなさい。

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