あれは,あれで良いのかなPART2

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勝手に考える「エアコンの選び方」その1(エアコン選びの基礎知識)

2011年06月24日 02時23分53秒 | 家電芸人
久々のブログの書き込みです。
ここ数日急に暑くなりました。ところが,我が家のエアコンですが,10年以上使っていたことや,2度の引越を経験してきたことなどが原因か,全く冷えなくなってしまいました。
おそらく,ガス漏れだと思うので,ガスを注入すれば直るかもしれませんが,部屋のサイズにも合わないことや,いろんな機能を兼ね備えていることから乳飲み子対策として,そして今の時代の省電力化等を踏まえ,買い替えることを決断しました。
そして,先週末,ついにエアコンを購入し,今週末に工事に入ります。そう思うと,ここ数日の暑さもどうにか扇風機でしのげます(じゃあ,ずっと扇風機でしのげ!って言われると返す言葉はありませんが・・。)。

さて,これから真夏にかけてエアコンの購入を検討される方も多いかと思います。そこで,私の場合のエアコン選択方法をお伝えしたいと思います。
もちろん,いつもの単なる主観バリバリな記事ですが,少しでも参考になれば幸いです。
なお,家電自体の賢い買い方については,過去の記事(こちら)を参照してください。

1 エアコンのサイズはどのくらいか
  エアコンのパンフレット等をみますと,「*畳用」などと書かれていますので,基本的には自分の部屋のサイズに合わせれば十分です。
  ただし,パンフレットには,例えば「6畳~8畳」などと記載されています。これは,この幅の部屋,っていう意味ではなく,「木造なら6畳,鉄筋なら8畳」という意味ですので,この点は誤解のないようご注意を!
  あと見落としがちなのは,「暖房も使うかどうか」です。冷房より暖房の方が部屋のサイズは狭くなりますので,もし暖房も普通に使うつもりでしたら,暖房の設定畳数で選ぶようにしましょう
  まあ,実際には,部屋のつくりにより,「より大きなサイズ」または「小さいサイズ」となることがあります。
  ざっくり言うと,「より大きなサイズ」のエアコンが必要な場合とは,木造の最上階や日当たりがやたらよい部屋です。「小さいサイズ」で済むのは,鉄筋で最上階ではなく,基本的に冷房と除湿くらいしか使わない部屋になるでしょう。
  ちなみに,我が家の場合,6畳と8畳の2部屋を冷やしたいこと,鉄筋でそんなに日差しが強くない部屋なので,通常どおり14畳サイズのものを選ぶことにしました。

2 部屋のコンセントにご注意
  エアコンを購入する場合,一つ気をつけなければならないことがあります。それは,「設置する場所に専用コンセントがあるかどうか」という点です。
  実は,最近のエアコンは,必ずしも100Vではなく,200Vのものが増えてきました。特に14畳以上のもの(4.0K以上)は,ほとんどが200Vとなります。
  また,それ以下のサイズのエアコンの場合は100Vのものがほとんどですが,コンセントの口が通常の「ハ型」ではなく「IL型」となるものがあります。これは最大アンペア数の違いによるものです。
  いずれにせよ,専用コンセントがある場合は,まずそのコンセントの形を確認しておきましょう。ハ型の場合であっても,IL型への工事は簡単にやってくれます。
  次に,ブレーカーも確認しましょう。どこかに「最大40A」または「単3相」(電気メーターにも記載されています。)と記載されていれば,仮にエアコン専用コンセントが「ハ型」や「IL型」であっても,簡単な工事で200Vへの対応が可能です(エアコン設置時に無料または数千円でやってくれます。)。
  逆に,そのようなブレーカーでない場合,200V対応はかなり難しい可能性があります(下手すると,10数万円の電気工事が必要になるかもしれません。)。必ず,購入前に電機屋さんに相談してみましょう。
  部屋のサイズだけでなく,こうした電気関係もエアコンを選ぶ際に注意しなければいけません。また,賃貸住宅の場合,変更工事をするには大家さん等の許諾が必要になる場合もありますので,必ず事前に確認をしておきましょう。
  ちなみに,我が家の場合,IL型だったので,200Vへの変更工事をすることとしました。

3 エアコンに何を求めるか
  次に,エアコンを購入するに際しては,冷暖房の機能はもちろんのこと,それ以外にどの機能まで求めるかという点があげられます。もちろん,多くの機能を求めると,それだけ高くなります。また,電器屋さんは,当然のことなら「えっちゃんええやつ」を薦めます。
  今ある主な機能は次のものです。
 ・電気代モニタ(電気使用量が分かる)
 ・空気清浄機能(プラズマやイオン等で除菌や臭い取りなどができる)
 ・フィルタ自動清掃(数年間フィルタ掃除がいらない)
 ・人感センサ(人や物を見分けて,風向きや温度等を自動的に変える)
 ・再熱除湿(寒くならないで除湿をするため,冬等でも洗濯物乾燥などで使える)

  他にもいろいろありますが,これらの機能が各社のエアコンに搭載されています。あとは「いるものといらないもの」を自分なりに考えれば良いでしょう。
  ちなみに,私は,これらの機能のすべてがほしかったので(特に空気清浄と再熱除湿),必然的に「えっちゃんええの」にせざるを得ませんでした。

4 パンフレットの読み方
  さて,エアコンがほしいと思ったら,まずは電機屋さんに行きましょう。ただし,丸腰でいきなり話を聞いたら,電機屋さんの思うつぼ。とりあえず最初はパンフレット集めに専念しましょうもちろん,多少は電機屋さんの話を聞いてもいいでしょうが,とりあえず「へえ,そうなんだ」程度に聞けば十分です。
  各社パンフレットがそろったら,読み比べます。3にある機能の違いなどもありますが,実は一番みるべき点は,「寸法規定」です。
  ここには,主に次の内容が書かれています。
 ・省エネ基準達成率
 ・通年エネルギー消費効率(APF)
 ・期間消費電力量
 ・暖房時,冷房時の畳数の目安
 ・能力(Kw)
 ・消費電力(W)
 ・低温暖房能力
 ・室内機プラグ形状,電圧


  この数字の読み方が,意味不明になってしまうと思います。そこで,ここでは,専門的な意味はあえて気にせず,みるべきポイントをざっくり説明します。
 (1)省エネ基準達成率 このパーセントが大きければ,それだけ省エネの可能性がたかい。ただし,あまり気にしなくてよい。
 (2)APF この数字が大きいほど,省電力(電気代が安い)。電気代を気にする方は,ここは各社パンフレットで読み比べるべし。
 (3)畳数のめやす 前述のとおり,小さい数字が木造,大きい数字が鉄筋。そして,暖房もしっかり使いたいときは,暖房の畳数で部屋の広さを判断する。
 (4)能力 この数字が大きければ冷暖房能力があるのだが,次の2点が特に注目点。
      ・暖房を重視したい場合は,暖房の能力の最大数値(かっこ内の最大数値)が大きければ,それだけ暖かい。なので,ここを各社比較する。
      ・最小能力(かっこ内の最小数値)が小さいほど,ミニマム運転の電気量がかからない冷暖房は,必ずしも常にフルパワーではなく,むしろ弱運転になることの方が多いため,電気代を気にするのであれば,この最小数値で各社比較すると,「見えない省エネ機種」がわかる。
 (5)低暖房能力 通常の能力とは別に,実際寒冷状態のときにどれだけ暑くなるかというもの。この数字が大きいほど,暑い。ただし,実際は,(4)の能力とそんなに変わらない為,暖房に思い入れがそんなになければ気にしなくても大丈夫。
 (6)コンセント形状,電圧 2で書いた電圧問題があるため,設置場所にある専用コンセントと比べるべし。

  個人的には,盲点として(4)の「最小能力」をきちんと把握しておくべきだと思います。パワーの強さや省電力(電気代の安さ)については,実はどこの電機屋でも説明してくれるからです。しかし,ミニマムパワーについては,あまり説明されません。
  いずれにせよ,よーくパンフレットを読み比べてみましょう。  

以上を踏まえて,実際にエアコンの購入手続きに入るのですが,私の実例については,長くなったので次回に書きます。

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