とある飲食店で手抜き工事をした業者のダクトが
換気されていない&油が溜まっているのに洗えない
ということで工事をしてきたよ~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/b8/e8c05e0185469d29a68d779c2e742020.jpg)
不思議なホワイトボックスからオイルがあふれています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/94/e0aaa1b56c4318135fcda0efad4944f1.jpg)
とある業者が施工したホワイトボックスの中には換気扇が収納されています。
なぜかダクトが下がっていっているので
この中に油が溜まっていく構造になっているようです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
恐ろしいので、袋から油を回収しようと思いましたが油が出てきませんでした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_3.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/cb/6f4002a316bfa14768b250458d610353.jpg)
ホワイトボックスを破壊してみますと
組み合わせている木にはスキマがあり
壁まで油がしみ込んでいたようです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/77/68c44642003ba6fc1620f85e816d6981.jpg)
枠と換気扇を外してみると・・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_3.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/3d/a4fa08a20ab4b45615b4341d6891c0d1.jpg)
見えないところなので石膏ボード(壁材)がありませんでした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/64/10beee095eca5099e9733465f370bf5c.jpg)
ダクトの上には一部ですが塗装もされていません。
こんなズサンな業者がいるとは驚きです。
ここまで変な業者も中々いないことでしょうけど![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/d9/7059f08c711fbd68664670c507e3f22a.jpg)
気持ち悪いので一部壁を取り除き新しく作り直しました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/6a/f14d6f501a0b5fdb6efacebb8f986bd9.jpg)
前の業者の手抜きっぷりはすさまじかったのと
天井に必要な強度があるとは思えなかったので
壁と天井の両方からシロッコファンを支えています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/b3/f55f32346f8fa90250921b88a43a3e47.jpg)
そしてグリスフィルタを設置していなかったのでしっかり設置しました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
今回この仕事を受けるにあたって、
何回もこの業者にクレームを出して
お客様はヤキモキしたと思うのです。
起業した自分の城(店舗)なのに自分の意志で自由にできないもどかしさ
それを考えるとダクトそのものを、自分でいつでも洗浄できるくらいの
便利さがあったらなと思いました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
なので今回はドレン管を使って
止水栓とホースの組み合わせで
後付けできる構造を提案させていただきました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/a7/00f17b4dca18c014d49632577bdd8d90.jpg)
どのようになっているかと言いますとフィルタを取った後
吸気部から洗剤を噴霧し、10分くらいしたら
ホースで水を直接、流しこんでダクト管やシロッコファンを水洗い出来る構造です。
グリスフィルタも回収ボックスをつけておらず同様に洗えます。
そして、今回店舗さんで吸気が弱いとのお声を頂いていましたので
実際におこってしまう現象などについて一考を![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_1.gif)
●理論廃ガス量により換気量を求める方法
V=NKQ
V: 必要排気量(m3/h)
N: 定数(レンジフードの形状・寸法により定められた数値)
K: 理論廃ガス量(m3/kW ・ h)または理論廃ガス量(m3/kg)
Q: 発熱量(kW)または燃料消費量(kg/h)(m3/h)
※ K=0.93m3/kW・h
という方程式があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/e1/dbbcc0fddbc1bfe77afaaaa77ada49c5.jpg)
一般的な店舗さんですとこの数値を代入すればよろしいのと
コンロなど業務器は発生する熱量が表示されているのでそこから計算をします。
この計算をやっていない又は、フードが大きすぎる場合に吸い込みが不鮮明になってしまうようです。
●フード開口面積から必要排気量を求める計算式
V=AS×3600
V:必要排気量(m3/h)
A:フード開口面積(m2) A=W(フード開口幅)×D(フード開口奥行)
S:開口部の風速 0.35~0.5 m/s
補足:フード開口部の風速を適切に保つ為の計算式(建築基準法上は求められていない)
2種類の計算をすると必要換気量が2~3倍異なってきます。
理論排ガス量からの計算ですと発生した熱量に対して「量」だけなら適切な吸い込みをします。
(エアコンなどで設定した温度に変化が少ないということです)
しかし、フードの開口が大きいと流速が低下します。
(吸いにくい状況ということです。)
これに対して、フードの開口からの計算ですと流速が確保されるのでしっかり吸います。
ただし、「吸い込み量が多い」のでエアコンなどの調節された空気が吸われてしまう傾向があるようです。
こちらの2点の問題が難しいようですね。
そのうちITが導入されてオートマチックで換気量を調整できる
高額なファンというものが開発されると思いますが
この辺りも施工費用をあまりかけないで改善させていただきました。
今回はとても勉強になりました~
参考資料: http://architerial.jp/haikiryo_keisan/
換気されていない&油が溜まっているのに洗えない
ということで工事をしてきたよ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/b8/e8c05e0185469d29a68d779c2e742020.jpg)
不思議なホワイトボックスからオイルがあふれています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/94/e0aaa1b56c4318135fcda0efad4944f1.jpg)
とある業者が施工したホワイトボックスの中には換気扇が収納されています。
なぜかダクトが下がっていっているので
この中に油が溜まっていく構造になっているようです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
恐ろしいので、袋から油を回収しようと思いましたが油が出てきませんでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_3.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/cb/6f4002a316bfa14768b250458d610353.jpg)
ホワイトボックスを破壊してみますと
組み合わせている木にはスキマがあり
壁まで油がしみ込んでいたようです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/77/68c44642003ba6fc1620f85e816d6981.jpg)
枠と換気扇を外してみると・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_3.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/3d/a4fa08a20ab4b45615b4341d6891c0d1.jpg)
見えないところなので石膏ボード(壁材)がありませんでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/64/10beee095eca5099e9733465f370bf5c.jpg)
ダクトの上には一部ですが塗装もされていません。
こんなズサンな業者がいるとは驚きです。
ここまで変な業者も中々いないことでしょうけど
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_6.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/d9/7059f08c711fbd68664670c507e3f22a.jpg)
気持ち悪いので一部壁を取り除き新しく作り直しました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/6a/f14d6f501a0b5fdb6efacebb8f986bd9.jpg)
前の業者の手抜きっぷりはすさまじかったのと
天井に必要な強度があるとは思えなかったので
壁と天井の両方からシロッコファンを支えています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/b3/f55f32346f8fa90250921b88a43a3e47.jpg)
そしてグリスフィルタを設置していなかったのでしっかり設置しました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
今回この仕事を受けるにあたって、
何回もこの業者にクレームを出して
お客様はヤキモキしたと思うのです。
起業した自分の城(店舗)なのに自分の意志で自由にできないもどかしさ
それを考えるとダクトそのものを、自分でいつでも洗浄できるくらいの
便利さがあったらなと思いました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
なので今回はドレン管を使って
止水栓とホースの組み合わせで
後付けできる構造を提案させていただきました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/a7/00f17b4dca18c014d49632577bdd8d90.jpg)
どのようになっているかと言いますとフィルタを取った後
吸気部から洗剤を噴霧し、10分くらいしたら
ホースで水を直接、流しこんでダクト管やシロッコファンを水洗い出来る構造です。
グリスフィルタも回収ボックスをつけておらず同様に洗えます。
そして、今回店舗さんで吸気が弱いとのお声を頂いていましたので
実際におこってしまう現象などについて一考を
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_1.gif)
●理論廃ガス量により換気量を求める方法
V=NKQ
V: 必要排気量(m3/h)
N: 定数(レンジフードの形状・寸法により定められた数値)
K: 理論廃ガス量(m3/kW ・ h)または理論廃ガス量(m3/kg)
Q: 発熱量(kW)または燃料消費量(kg/h)(m3/h)
※ K=0.93m3/kW・h
という方程式があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/e1/dbbcc0fddbc1bfe77afaaaa77ada49c5.jpg)
一般的な店舗さんですとこの数値を代入すればよろしいのと
コンロなど業務器は発生する熱量が表示されているのでそこから計算をします。
この計算をやっていない又は、フードが大きすぎる場合に吸い込みが不鮮明になってしまうようです。
●フード開口面積から必要排気量を求める計算式
V=AS×3600
V:必要排気量(m3/h)
A:フード開口面積(m2) A=W(フード開口幅)×D(フード開口奥行)
S:開口部の風速 0.35~0.5 m/s
補足:フード開口部の風速を適切に保つ為の計算式(建築基準法上は求められていない)
2種類の計算をすると必要換気量が2~3倍異なってきます。
理論排ガス量からの計算ですと発生した熱量に対して「量」だけなら適切な吸い込みをします。
(エアコンなどで設定した温度に変化が少ないということです)
しかし、フードの開口が大きいと流速が低下します。
(吸いにくい状況ということです。)
これに対して、フードの開口からの計算ですと流速が確保されるのでしっかり吸います。
ただし、「吸い込み量が多い」のでエアコンなどの調節された空気が吸われてしまう傾向があるようです。
こちらの2点の問題が難しいようですね。
そのうちITが導入されてオートマチックで換気量を調整できる
高額なファンというものが開発されると思いますが
この辺りも施工費用をあまりかけないで改善させていただきました。
今回はとても勉強になりました~
参考資料: http://architerial.jp/haikiryo_keisan/