天皇賞・春・GⅠ。
キズナは外そうかとリリオーは書いた。その通りとなった。4着。
だが・しかしだ。・・・だが・しかしが始まったよ。
テレビ中継にかじりついていると、予想はほとんどみんなキズナだ。当然だ。
やっぱし外せないかと・・・キズナと須貝さんちのゴールドシップから。
優柔不断と言うか意志が固くないと言うか・・・。
勿論、1着のフェーノーメノも2着ウインバリアシオンも入れたけど組み合わせが悪い。
3着のホッコーブレーヴも△を入れたんだけどなあ・・・ケッキョクはヤッキョクで、
サトノブレス・浜中騎手を選んだ・・・アカンかった。
キズナ君にはこの次頑張ってもらおう。
難しいね。仕方ないかも・・・だってプロじゃないんだから・・・プロの予想だって
色々なんだから。
それに競馬に勝ち続けて家を建てようなんて大それた事も浮かばないし。
いや、家を建てたというお客様がいたなあ。
「僕は負けないんだ、色んなデーターを駆使してやっているからね。今の家も
競馬で勝って買ったようなもんだよ」
ウソ!ホンマ!。でも信じよう。
「どうしたら勝てるんですか」
そんな秘密は教えてくれないだろうが前にのめりこんでリリオーは聞いた。
「いや、それは言えないけれど、じゃ・まあ・一つだけ教えよう」
「どんなんですか?」
リリオーは目をいっぱい開いてお客様にくぎ付けになった。
「パドックでの馬を見ていて尾っぽを元気に振って歩いている馬は買いやなあ」
「ホンマですか」
そうか、尾っぽを振るということは元気な証拠や。
良いことを聞いたとそれからのリリオーはパドックで尾っぽばかり見るようになったし、
他のお客様やスタッフにもコウヤアアヤと自慢して教えてあげた。
みなさん、儲けましよう。
だが・しかしだ・・・しばらくしてリリオーは尾っぽ予想をやめた・・・その予想は当たる
ときもあるけれど・・・もう一つであったから。
又、そのお客様の友達が言われたし。
「あいつの話は大げさやからな」と。
昔のお客様との、やり取りが浮かんできて笑っています。
面白かったですね。
さあ!来週のNHKマイルカップ・GⅠを勝ちましよう。