近所を自転車でクルクルしていたらアッチコッチの家前
にはアジサイがいっぱい。梅雨時に一段と映える花・
アジサイ。ホンワカ・サクランボの香りが追いかけてきて
エエキモチ!!。
この前、新地に行ったが新地には胡蝶蘭が似合う街。
お誕生日や開店祝いなどなどで、たくさん頂いた。
いや、胡蝶蘭だけでなくバラ・ユリ・カトレア・・・お花に
囲まれて仕事していたなあと。昔の店内が写っている
写真を見てニッコリ。だが・もうすっかり新地のページ
は消えてしまっていたが、友・KOさんの葬儀で彼女の
彼・Tさんを見て新地に懐かしさを覚えた。彼を見たと
言っても葬儀に参列している彼ではない。小さな額の
中で仲良くしている写真だ。
じっと見ていると姪御さんが聞いてきた。
「Tさんご存じですか」
「もちろん」
「Tさんも亡くなったんですよ」
「ええ?知らなかったわ」
「4~5年位前に・・・癌で」
「KOさんは葬儀に行ったの?」
「いや、亡くなったのもあとで知ったくらいで」
「喪主は勿論奥さんね」
「いえ、現在の彼女です。叔母(KOさん)と別れてから
付き合った女性のようで、その女性の家で死に・・・奥さ
んとも別れていたから」
リリオーとKOさんが知り合った時にはその彼がいたか
ら本当に長く付き合っていたのに・・・難しい。
そう・彼と彼女は、もう昔に別れていたのだ。
彼は本業の他に飲食店を開き、彼女は新地の店と掛け
持ちで助けた。いや、途中で新地の店を閉めて頑張った。
でも・・・10年位で閉店。ゴタゴタがあり別れた。彼女は
一人で新地に戻り、スナックを再開。その後はこの前書い
たようにケアマネージャをしたり色々。
別れても好きな人だったんだ。いや、別れたくなかったで
あろうに。
だが、彼が亡くなったことを彼女はリリオーに言ってくれ
なかった・・・一緒に泣いて語り合ったであろうに。何故?
ひとりで秘めておきたかったのかも。
そう・愛しているのに、ずっと長く一緒だったのに、彼の
お葬式に出られないどころか亡くなったことを知らされるこ
とが無いことあるんだ・・・リリオーの知り合いにはもう何人
かそういう女性がいる。お水の世界の宿命?言われたくな
いけれど。
別れても彼の写真をずっと部屋に飾っていたKOさん・・・
きっと彼が迎えに来てくれていたでしょう。今頃仲良く飲ん
でいるかな。
あ・あ・又、KOさんと別れて新しい彼女を作るなんて・・・
と彼の悪口言わないでね。あの時は・・・そうなってしまった。
ステキな男だったよ。この世にいなくなってもステキな男と
言われるなんて・・・チクショウ!。