「僕は今日初めてお店に来させてもらったんですが・・・
僕、誰かに似ていませんか」
・・・エエ?誰?エエ?・・・細いお目目は・・・
「Yの息子です」
「まあ、ビックリ、いかがされました?」
とか何とかお話しが進んだが、何故?
「父は亡くなりました」
「エエ・エ・何時?知らなかった、何故、知らせてくれなかったんですか」
そういえばしばらくお店には来られていなかった。忙しいと聞い
ていたので無理を言わなかったんだ。もっと連絡をとっておくべき
だった・・・あんなにお世話になった方なのに・・・悲しかった。
父から店の事は聞いていたし案内状などで店の事は知っていたので
お知らせに一度来させてもらおうと思いとも言って下さった。
社長として事業を継がれて、その後、お店も引き継いでもらい店の
閉店までお越しいただき、やめてからも年賀状やメールなどでお付き
合いをさせてもらっていた。そしてこの前もメールが・・・
「創業56年、法人創設50年のパーティーを開かせてもらいました。
記念の品をお送りします」
「エエ・エ・何ぜ知らせてくれなかったんですか。出席させて欲しかった!」
いや、私ごときが行かせてもらわなくとも良し。嬉しいなあ!
お父様から引き継がれて20年くらいか、大変なこともお有りだったで
あろうが良く頑張られました!本当におめでとうございます!
お父さんも天国でよくやったと褒めておられることでしょう。
頂いたご挨拶状を読ませてもらい嬉し涙がポロリ・ポロリ!
記念品も大事に使わせていただきます。ありがとうございます。
「60周年は絶対にお呼びしますから」
「絶対行くから」
でもさ、あと10年はちょっと厳しいかな?大丈夫かな?いや、目標が
出来た。元気でいるぞ!
お店をやめて随分になるが、まだまだ嬉しいことが起こるのですね。
バンザイ!