日曜日の朝、１本の携帯が・・・誰？愛知県に住む
長兄の息子からなので、慌てて出た。
もしかして・・・
長兄は嫁に先立たれてからすっかり弱り、一人では
生活が難しく今ではケアーホームに入所している。
又、最近、認知症も進み大変と聞いていたので、
もしかして・・・悪い知らせかと慌てたのだ。
だが・違っていて、ホッ！
「今日は調子が良く、少し物事が解るようで叔母さんの
（リリオー）事も話すので聞いてやって欲しい」
「兄ちゃん、元気か！リリオーやで、兄ちゃん」
「う～ん？ええ？」
今日は分かっていると言っても・・・難しいなあ。
でも、声は元気そうだったのでチョッピリ安心か。
「あなたも大変やね」
「僕の父ですから」
「ありがとう」
サラリーマンで忙しいであろうし費用もかなりだろう。
孝行息子がいて幸せな長兄だ。
「近々、行くから」と携帯を切った。
アルツハイマー型認知症で女優さんが亡くなられた。
甥からも何時、親父が・・・と知らせがあるか・・・
胸がつまる。天国の義姉さん、未だ迎えに来ないでと
手を合わせた。