こんにちは〜!チーム株式会社の緒川修(おがわおさむ)です!!
前回の「あんぱん」と「カレーパン」に引き続き、東京発祥のパンについて書いていきます!
今回は「クリームパン」と「揚げパン」です!
◆クリームパン
クリームパンも今では最も親しまれている菓子パンの1つですが、これが開発されたのはアンパンが開発されて約30年後のことでした。
クリームパンは中村屋の創業者相馬愛蔵・黒光夫妻が開発したとされています。
夫妻はある日、初めて食べたシュークリームの味に感動し、このクリームをアンパンのようにパンの中に入れる餡として使ったら、より高級なパンが作れるのでは?と考えて開発しました。
そして、商品化して店頭に出すと大好評だったそうです。
ちなみに、クリームパンやアンパンに並び称される菓子パンであるジャムパンは、アンパンと同じ木村屋さんの発明で、クリームパンより3年前に店頭に並んでいたと言われています。
※参考サイト
◆揚げパン
さて、最後に紹介するのは揚げパンですが、これは今まで紹介してきた他のパンとは少し毛色が異なります。
何故なら、他のパンは最初から商業用に開発されたのに対して、揚げパンはそうではないからです。
クリームパンやジャムパンの時代より時は進み、時は昭和29年。
終戦からまだ間もなく、戦後に生きる子供達にとって満足に食べ物が食べられない時代が続いていました。
そんな中、給食のパンは子供たちの命を繋ぐ大事な栄養源でした。
なので、休んだ子供のパンをその子の家に届けてあげることは、とても重要だったのですが、これには大きな問題がありました。
給食に出ていたコッペパンは、乾燥しやすく直ぐにカチカチになってしまうのですよね!
それを打開したのが大田区嶺町小学校の給食担当だった、篠原さんです。
篠原さんは乾燥対策としてパンを油で揚げるアイデアを思いつきました。
さらに揚げたあと、砂糖をまぶすことでパン表面の乾燥を防ぐ事も出来たみたいです!
学校を欠席した子供にも美味しいパンを、そんな思いで揚げパンは作られたのですね!
※参考サイト(プレビューに変換できないのでリンクそのまま貼ってます)
これまで4つのパンを紹介してきましたが、どれもどうやったら皆に美味しく食べて貰えるのか考えられた、優しさの詰まったパンでしたね!
私もこれらのパンを食べる時は、作られた歴史を思い出しながら、美味しく頂きます!
今日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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