「日本の書200人選」が本日11日から国立新美術館で開幕します。
東京五輪・パラリンピックを記念して企画されたもので、本来は4月25にからの予定でしたが、コロナ感染の影響で延期されていました。
日本を代表する書家のほかにも、障害者や小学生から大学生まで幅広く作品が展示されます。
日本の自然と書の心「日本の書200人選~東京大会2020大会の階差愛を記念して~」のホームページの中ほどに井茂圭洞氏と新井光風氏が実際に書いている様子が動画で紹介されています。
動画からでも伝わる緊張感は必見です。
井茂圭洞 「大和心」
かなの第一人者
「もっとも重要なのは余情の美=“ 要白 ようはく ”です。よく言われる余白は書いていって残ったところの意。そうではなく、“必要な白さ”を美しく見せるために書くのです。侘び寂びにも通じますね」(⇒WAKO)
新井光風 「顯徳」
氏は「古代文字に分類される書体である篆書体(てんしょたい)が代表的な作風
徹底的に文字の背景や歴史を学び理解したうえで、書いていきます。
「書は一本の線が命」「書というものは生命の断面を定着させるもの」
「生きている現在の、命の瞬間を紙に定着させる、恐ろしい行為だと思っています」と述べています。⇒Art Annual online
手本を見て書く「臨書」を繰り返して土台を固め、そこから独自の世界を築いていく書の世界はとても奥深いものだと感じます。
小さいころ山や川、花といった習字から始めて、この奥深い世界にたどり着くまでどれほどの修練があったのでしょうか。
たった一つのことでも探求していけば、その先にはとても広い世界があるように思えます。
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