お彼岸も中日となり六波羅蜜の修行は一旦お休みして、秋分の日の「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」に従い墓参りなどを行う日です。
墓参りに行けばあの世との距離がぐっと縮まり、自然と供養ということになりますから力を入れずリラックスできます。
ただ、祖先を思い出すのは墓参りなどに行かなくてもできます。
自宅でもどこでもできることで、場所を選ぶわけではありません。
特に今日は、西へ向かって、夕日が沈むころ最適な時間となります。
日の当たる時間が短く、午後からの強い日差しで敬遠されがちな西向きの部屋は、少なくともお彼岸の間は格好の部屋となります。
夕焼けが赤いのは、太陽の光が大気中を長く通るので波長の短い青などの光は途中で消え、波長の長い赤が届くからです。
今年の7月千島列島の北方に位置するライコケ島が噴火しました。
この噴火で、火山灰によるくずが大気中に滞留し拡散したことで今までにない色の夕焼けが北米や欧州で出現したといいます。
⇒Forbes
ライコケ島の噴火
⇒ati
夕日が今まで見たことのないような色になると、美しいとはいっても不気味です。
やはりオレンジから赤の夕日が心を静め、時には「バカヤロー」と叫ぶような衝動を与えてくれます。
(バカヤローは海へ向かってでしたか・・・)
熊本「御輿来海岸」の夕日
⇒大阪聴力障害者協会青年部
万物は常に変化し、消滅し、同じことは続かない諸行無常の教えですが、人間の力で超えられないような自然の変化は恐ろしいものです。
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