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お彼岸過ぎれば・・・

2020-09-25 16:30:51 | ◇ 仏教・仏像

結願は、一定の期間をを定めて行う祈願や修行の最後の日のことで満願ともいいます。
四国お遍路88か所の場合では、一番目の霊山寺からスタートすれば、88番目の大窪寺が結願の寺になります。


⇒四国遍路

今日はお彼岸最終日
お彼岸は中日を挟んで7日間続きますので、7日目の彼岸の明けを結願(けちがん)と呼ぶことがあります。
お彼岸は、現世の此岸から、煩悩を脱した理想の彼岸の世界へ行きつく期間ですので、彼岸の最終日が結願となるわけです。
なかなか彼岸へはたどり着けませんが・・・・。

ご先祖様が戻ってきて、またあの世へと戻る盆明けとは違って、彼岸明けという言葉は正確ではないようです。
彼岸は「悟りの境地」の世界で、そこへたどり着けばその世界が続いていきますので、本来「彼岸が明ける」ということはないということらしいのです。

あえて言えば、彼岸入りして結局彼岸に到達できなかった時、その期間が終わってしまったという意味で彼岸明けとなるのでしょうね。
煩悩を脱した悟りの境地などとても到達できるようには思えませんが、人それぞれに悟りの境地に近いものがあるかもしれません。
そこでは、何事が起こっても動じない心境、自分自身の生き方の信念がはっきりしている。
しかし、どこかでまたぐらつき崩れ、さらにもがき苦しんで、また新たな心境へたどり着く。
そんな繰り返しが人生なのかもしれません。

夏至を過ぎ、秋分越えて、これから冬至まで夜がだんだんと長くなっていきます。
地球は回り続け、季節は動き続けますね・・・

日の出時刻の変化
「秋の陽はつるべ落とし」といって、日の出入りは急速に変化するようです。


⇒国立天文台


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