「円相 お茶はいかが」
東大寺道善師
東大寺の茶会のお手伝いをさせていただいた折に
上野道善長老に書いていただいたものです
どう見ても三角にしか見えない「円相」ですが
これはいったい何を表しているのでしょうか
「お茶はいかが」と呼びかける微笑みか・・・
はたまた
なかなか角がとれないとんがった我が心か・・・
利休道歌にある
「茶の湯とはただ湯をわかし茶をたてて
のむばかりなる事と知るべし」の歌は
茶の極意とは
ただ湯をわかしてお茶をたてるだけのことだと
教えています
そんな当たり前のことを
ちゃんと当たり前にできるようになるために
お茶の修練は終わりがありません
「▽ お茶はいかが」
今日初めてお稽古場に足を踏み入れた方にも
何十年とお稽古を積んでおられる方にも
それぞれに味わっていただきたいと思います
旅箪笥 薄茶点前
主菓子 舞扇 鼓月製
先日でかけた東寺の売店に売っていた
東寺八つ橋