表千家一期一会

清々館と真葛庵の月釜



本日は
八坂神社境内の清々館月釜と
知恩院山内における真葛庵茶会に
出かけました



清々館

今日のご担当は
小田原の正井風玄宗匠でした


いつもだったら
待合は押すな押すなの大盛況なのですが・・・


勝手ではありますが
私にとってはありがたいことに

待合もゆったり広々

そして
ご一緒に席入りさせていただいたのは
なんと六名!

(次のお席には二十名ほど入られていましたが)


お陰で
宗匠の楽しいお話を
いつもにも増してたっぷりとお聞きすることができて
贅沢なひとときを過ごさせていただきました



本日様々なご事情で
参加されたくても参加できなかった方々には
本当に申し訳ありませんが
せめてお道具の一部だけでもお伝えさせていただきます


お床に置かれていたのは
大きな(80センチ位?)の奇竹の釣花入

銘は(イタリアの)Gondola


椿では合わないだろうということで
色取り取りのアネモネの花が5本


掛物は
それに合わせて
「春水 洋々」


現代アートを思わせる大胆な風炉先屏風は
宗匠の亡きお母様が描かれたものだとか


それに合わせられた棚は
即中斎好 八景棚

白っぽい炉縁は
何かと思ったら
美濃焼の弥七田織部

そして
極めつけは
莨盆の中の火入れ

大樋焼?と思いきや・・・


さて何だったでしょうか?

答えは茶道雑誌の5月号をご覧下さい(^_^;)


とにかく
お客様を楽しませようという
席主の思い・企み満載のお席でした


三月三日 ひな祭り

もしかしたら
宗匠の一番大切な方を喜ばせたかったのかな・・と
ふと思いました



真葛庵

ご担当は小西恵子氏


お道具とお話から
山下宗匠のお嬢様だということがわかりました


山下宗匠還暦の折に書かれた
自筆掛物

そして山下宗匠が
エジプトで求められたパピルスを以て
作られた風炉先屏風


爪紅の小四方棚に置かれていた
愛らしい水指は・・・

スペインの古都トレドで求められたという
ニンニクを入れる壺

お道具は皆小ぶりで
山下宗匠の繊細でお優しい一面を
垣間見ることのできた
おひな祭りらしいお取り合わせでした


(おまけ)

祇園 いづ重の蒸し寿司

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