月に一度
私自身もお稽古に通っています
毎回
色々なことをお勉強させていただき
必ず何か一つは
身に付けて
帰って来たいと思っています
今回は
ふくさ捌きについて教えていただきました
ふくさは
「服紗」「帛紗」「袱紗」など
表千家の本の中でも
色々な字で表記されていますが
とりあえず「帛紗」という字を
使っておきます
さて
このように色々な漢字で書かれる
「帛紗捌き」の話です
茶器や茶入を清めた後
茶杓を拭く前に
男性はもう一度塵打ちをして
捌きますが
女性の場合
3通りのやり方があるそうです
1.塵打ちをせず両端を軽く引っ張る
2.塵打ちをせず溝を作るだけ
3.音をたてずに少し緩める
確かに
手元の本を紐解くと
「塵打を致さないで両端を軽く引っ張るようにして調べる」
「帛紗をさばき直す」
「ちり打ちせずに さばき直す」
などと少し曖昧ながら
色々な書き方がされています
師匠のおっしゃるには
結論
それぞれの宗匠のお考えによるとの
ことでした
因みに
私自身も
昔習い始めた頃は
「音をたてず少し緩める」
と教わりましたが
その後何年かたって
「うっかり小さな音が鳴ってしまうことがあるので
溝を作るだけでよい」
と 習いました
ところが
先日の講習会で
「溝をつくるだけでなく
少し緩めてちゃんと塵打ちの形をする」
とお聞きし
お弟子さんにどうお伝えしたらいいか
わからなくなってしまいました
本日
師匠におたずねして
お答えいただいたことを
そのままお弟子さんにも
お伝えすることにいたします
お茶の世界
答えは色々あって良いのだということを
また一つ知りました