表千家一期一会

9月稽古場 7

「清秋竹露深」 紫野大亀和尚

 

今日のお稽古は

午前だけで終わりました

 

皆さんが帰られた後

点前座に座り自服しました

 

点前をしながらふと

「即中斎記」に記されていた

如心斎の言葉を思い出していました

 

死ぬまでにいつかこの境地を

体得してみたいと

頭の隅でぼんやり考えながら。。。

 

(以下引用)

【初心の時代】

客がおろうとおるまいと同じことである

まだ点前がよく分からないから

傍に客がいようといまいと

お茶を点てるのに夢中で一生懸命である

 

【第二の時代】

少々上達してくると

点前を上手に見せたいために

客がすわっていると一生懸命にやるから

上手にできるが

自分一人で点てて客のいない時は

下手である

 

【第三の時代】

客がいてもいなくても

同じということは

第一の時代にかえったようなものだが

少し違う

客に対しても上手振ろうともせず

さりとて客がいなくても

点前をおろそかにせず

客あって客なきが如く

客なくして客あるごとく

客にこだわらず

さりとて自分にこだわらず

融通無碍の境地であります

 

今月は

如心斎作(写し)の茶杓を

使ってお稽古いたしました

 

主菓子 虫の音 鼓月製

干菓子  長生殿

 

 

 

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